林ホビー工作研究室   
【盤の部】 (5ページ。)
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 ● ホワイトベース、一軸習い切削モード。 30Pスプロケット複製。
 ● ホワイトベースに電気ドリルを取り付ける。




【ホワイトベース、一軸習い切削モード】
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 ホワイトベースに電気ドリルが取り付けられるようになっています。
        ホワイトベースに電ドル取り付け ← 参照

 始めは「グラインダー」か「切削機」モードにしてみようと思ったんですが、すぐに必要な「一軸習い切削モード」にする事にしました。一軸習い切削盤は今までに何度も作っています。ですがこの機械はそんなに使うとも思えません、使わないときは「ただただ」邪魔なだけです。

 一台の機械に何でもかんでも機能を取り付けるのは、やるのは面白いですが、そのうち訳の分からない物になってしまう可能性があります(手回しベースがその例だぁ) まあホワイトベースは XY送りがメインなので、「一軸習い切削モード」はなかなか良い関係になると思います。部品も新たに作るのではなく、古いやつをばらして流用したいと思います。

 私が一軸習い切削盤にこだわる訳は、「複製能力」です。これから歯車等かなり作りますが、いちいち分割モードなんか使って作っていたんでは大変です。一枚だけ正確に作ってあとは複製・・・というのが一番良い方法だと思います。

             
                 電気ドリル取り付け台を横向きに固定しました。

                 

 黒矢印が「習い板」です。赤矢印は金ノコの刃、青矢印の部分をサンダーで削っています。金ノコの厚みは 0.8ミリです。「習い板」を厚さ 0.8ミリに削るため、このように使いました(厚みのゲージ)。

             
 なぜかと言いますと、日曜大工センターで買ってきた切削円盤の厚みが 0.8ミリだったからです。これ以上薄いのは置いてませんでした(東京・秋葉原の電気街で 0.2ミリの物を見たことあります。超高かった)。

              
 早速取り付けてみました。 ・・・ 失敗、なぜか 12ミリも短かったのです(赤矢印)小学校の算数さえまともに出来なくなった?、継ぎ足しました(右写真)。

               
              なんだか「あっ」という間に完成しました。全景です。

             
 Aが元になる歯車です。Bがその歯型の受け板、Cは切削砥石、Dの部分に素材を取り付けます。



                  【30Pラダーチェーンスプロケット複製】

        ホワイトベース一軸習い切削モードを使い、ギヤの複製を作ってみます。

                   
 コピーの元になる歯車はピッチ幅が 0.8ミリ以上に限られます(おおよそですが)それより狭い物は出来ませんので、(切削砥石の厚みが 0.8ミリ)今回は市販の「30Pラダーチェーンスプロケット」のコピーにします(例によって目的はありません)。

                 
 まず「一軸」に基本になる 30Pのスプロケットと切削する素材円盤を取り付けます。一番左のベニヤ円盤は、指で回す為のものです(赤矢印に注目、とんでもない失敗の原因です)。

               
 2枚失敗してしまいました。さすがに 3枚目をやる前に考えました。そしてある事に気がついたんです。

              


 上の写真の赤矢印、ナットを 1個「組立時」に忘れていたんです。「なんか余ったなぁ」とか思っていたんですが、私の場合、何か分解するとよくあることなので気にしていなかったのです。このナットは緩み止めのダブルナットです。ボルトがちょっとキツめだったので多少の力では緩まなかったのです。切削時の振動で少しずつ緩んだみたいで、一周したら次の山になってしまったという訳です。

 はじめは 3ミリのボルトナットではこういう仕掛けは無理なのかと思ってしまいました。次の失敗は厚さです。ラダーチェーンのラダー部の隙間は 2.5ミリです。素材円盤の厚さは 2ミリ、問題ないと思っていたんですが、念のため測ってみたら 2.5ミリ、ゲゲッ 見事な思い込みです。

 切削中のバリの為、2.5ミリより厚くなり、ラダーチェーンに入りにくくなっていたのでした、所どころは入った為分からず、ピッチの狂いもあり、まったく使い物にならない出来になっていたのでした、これだけで 1時間ぐらい無駄にしてしまった、不具合が複数だと悩む、私っていつも成功しているように見えるかもしれませんが、物凄く失敗しているんですョー、それはもうホームページに書けないぐらい。

                       
                  写真は前のと同じです。撮り直すの忘れました。

 最終的には素晴らしいものが出来ました(自画自賛、私はこうなる・・・と、確信している訳ではありません) 焦っていた為か写真撮るの忘れていました(そのぐらい動揺していた) これで「ウオーム伝動」に続き、「ラダーチェーン伝動」もクリアに近づきました(世界征服・・・じゃなくて制覇も間近だ?、極楽大作戦の横島の気持ちが分かるような気がする)。
        (スイマセン、脳内落ちです。でも、これが分かる貴方は立派なヲタクかも)。





【ホワイトベースに電ドル取り付け】
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 昔、ワゴンセールで買ったドライバードリルです。とても安かったので 5台も買いました。キーレスチャック トルク調整 インパクト 正逆転と、至れり尽くせりで一台四千円しませんでした、今回これを「ホワイトベース」に取り付けられるようにします。ただ固定するだけです(目的あり)。
              
 この電気ドリルの構造は、チャックの芯に対して円形であることです。真ん中の写真がチャック側から、右が後ろから撮った写真です。この形状はありがたい、木工作で土台が作れます。

             
 ベニヤ板で簡単に作りました。後ろ側は蝶番を付けて取り外せるようにしました。

                  
                        こんな感じにしました。

               
 ホワイトベースに取り付けてみました。後ろのアームにただ挟んでいるだけです。上下するとうまいんですが、今のところ必要ないので高さの調整は挟む位置でかえてます。ドリルの押さえは幅広輪ゴムのみです。これだけですが、かなりガッチリしています。


                 
                   輪ゴムをはずすと簡単に取り外せます。

               
 ドリルチャックに付いているのは「スクリュー釘」です。矢印のところに切り込みが入っています。何をするかと言いますと、ウオーム減速機の「ウオームホイールギヤ」を作ろうとしています。例の「ミニ旋盤を使いこなす本」の中に書いてある記事のパクリです。あちらは「スパイラルタップ」でしたが、私のはちょっと進化しています。うまくいけばの話ですが。


 現在作戦実行中。 2009.9.29
      


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