林メカトロ工作支援室 戻る。 @へ Aへ Bへ Cへ このページはDです。 その辺の物で作る工作機械 【ドリルチャック盤】 (完成) |
3ミリの真鍮棒をくわえて「ダイス」でネジを切ってます。
3ミリのタップを取り付けて平鉄の穴にネジを切ってます。このタップはちょっと奮発して買いました「コバルトスパイラル止めネジ用タップ」と言いまして、ちょっと高いですが切れ味抜群です。切ってるそばから「切り子」がモニョモニョ出てきます。 |
というわけで、今回は「タップ・ダイス作業用」にしてみました。このままでも「スプリング製造機」とか「巻き線機」とか色々応用がきくかと思います。ハンドルの変わりに円形分度器を取り付けて「分割盤」なども考えています。 |
前日まで。 |
「盤」と呼ぶにはちょっと抵抗があるのですが、使い方によっては色々な工作機械になるのでご容赦を、これだけで大体費用は3000円ぐらいです。あと2100円たしてオリジナルマインドさんとかから「ピローブロック」を買えばより本格的になります。これを作るにあたり、使用電動工具は電気ドリルだけです。是非トライしてみてくださいませ。 とりあえずは「タップ作業」「ダイス作業」に使います。各ホームページを拝見しますと皆様は「ボール盤」を改良とか流用している方がかなりいらっしゃいます。又、旋盤をお持ちの方は立派な作品を作っていらっしゃいます。ポイントは「いかにドリルチャックにシャフトを正確に取り付けるか」ですね、今回ベニヤを多用しましたが出来上がってみると「まだ微調整をしていませんが、芯のブレは0.3ミリ以下」でした。(かなりよい精度だと思います。電気ドリルもこのぐらいのガタがあります。私の持っている奴だけかもしれないけど) |
左上は前回作った「ツバ付きチャック」、右が10ミリのシャフト、実に安直に作っています。ベニヤを丸く切り抜き、丸棒をたたき込んで「ホーローセット」をネジも切らずにねじ込んでいます。一応定番の90°のところにも止めてます。 |
軸受けの部分ですが、ピンキリです。私としては全て金属で作りたいところですが「その辺の物」ということでベニヤとか使っています。ところでこの違いですがはっきり言って精度ですね、でも精度ってどのくらい必要かっ?ていう問題があります。製品の善し悪しを判断する基準で何々の精度・・・という記述があります。これって難しい問題ではないかと思います。
回転ハンドルは「早まわし用」と「パワー用」の二つ付けてみました。3ミリのネジの時はシャフトに近い方・・・とかなかなか便利です。つまみはちょっと凝って「アンティーク調」にしてみました。作り方は前にやってます。簡単ですよ。 はっきり言って今回作りたかったのはこれなんです。これが「工作の原点」ではないかと私は思います。小学生の頃からこれが欲しかった、当時あったのは「ハンドドリル」でした、このあいだあるテレビ局で「鉱石ラジヲ」製作をやってました。「スパイダーコイル」だったかなんかの穴あけで紹介してたけど、手こずっているのがありありで面白かったです。うまくカメラワークでごまかしていたけど、まあ公共だから。(ハンドドリルで3ミリ以上の穴あけは木材でも大変です) |
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