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【弾み車式手動ノコギリ盤】
2004.5.30 |
今回の主役というかクランク部分です。
このようなBB弾を使ったスラストベアリングもどき構造です。
(好きなんですよねぇ)
左が木工用ノコ刃、右が金ノコ刃を取り付けたところです。
ところでこの画像、実は長ネジにベニヤ板の円盤を取り付けて回したところ、「ものすごく変芯」しました。まあ当たり前なんですけど「とりあえず」反対側の弾み車を取り外して電気ドリルをくわえ、「ブン回して」ノミで削りました。この作業の結果、かなり精度はアップしましたが、ものすごく納得出来なくてこの時点で今回の物は「木工専用」ということにします。木工なら全く問題なしです。 |
と、いうわけで製作意欲が萎えてしまい、材料押さえ部分なんかタダのクランプにしてしまいました。刃自体はスプリングで軽く下方に引っ張っています。この材料を押さえるクランプ方法をなんとかすればこの装置は小さいお子さま向けにかなりいけると思います。「回す楽しみ・木材を切る楽しみ」が味わえるのではないかと。 ところで「コツ」というか「ツボ」が分かったので、今第二弾を作っています。女房が邪魔しなければもう出来ていたのですが(*_*)次回です。 |
2004.5.29 木工・金工兼用で作り始めたのですが、ノコ刃を取り替えるのが面倒なのと、刃の厚みが違うため、(金ノコ刃が約1ミリ、木工刃が0.5ミリ)押さえ台の溝を微調整しなければなりません、それからアサリやウエーブの調整をしないとノコ刃の直線が出ないことに気が付きました。取り替えるのも面倒だし次のアイデアも出ているので、今回の物は木工専用にします。 |
都合により各部の詳細は後日にします。ところで10ミリの角材ですと8回転で切れました。(ストローク40ミリ)保育園児でも回せる程度の力です。又、弾み車のおかげでスムーズです。そういえば最近の機械はパワーに物言わせているので「弾み車」なんて付いてないのが多いですね、電動丸鋸なんてスイッチ切ると安全装置が働いて瞬時に止まるタイプが増えてきました。まあこんな物「惰性でいつまでも回られたひにゃ」危なくてしょうがないですけど。 アンティークな色でも塗れば「明治時代」の工作機械っぼく見えませんか?。 この「手動ノコギリ盤」をアップしたとたん「アクセス」が増えました。そうか !! みなさんは私のちゃちなロボット工作よりこちらの方に興味がおありなのか・・・と、再認識しましたのでこっち方面もガンガンやります。実はこっち方面の方が楽なんです。工作機械の「最終形態」は「完全全自動工作機械」ですが、ロボットの方は『神の領域』に近づくことですから 女性にお任せするのが一番 。(将来は試験管かな?) |
2004.5.28 |
出来ました。テンションが低いのは、作っている最中に次から次と不都合及び対策その他諸々ありまくりで次の工作がしてみたくてたまらないからです。 しかぁし面白い、工作なんかどうでも良くなって切りまくり状態に、10ミリの角材なんですがサイコロ作りまくりです。酔っぱらっているせいもあってこの辺で 。 (*_*) |
2004.5.27 主軸受けを作ります。本当は「フランジ付きボールベアリング」か、「ピローブロック」を使いたいところですが、もったいないので「7ミリの真鍮パイプ」を使った「メタル式」でとりあえずやります。 |
厚さ12ミリのベニヤ板です。ちょっと雨晒しだったので腐りかけてます。丸棒状の物は壁の補強用です。なんでもかまいません、ひかっているのは7ミリの真鍮パイプです。内径が6ミリなので長ネジを受けるのに丁度良いかなーなんて思いまして、左上の2個丸いのは銅板で作ったフランジです。半田付けしてパイプを板に止めようと思ったのですが必要ありませんでした。(せっかくだから取り付けましたが) |
こういう工作で、先に穴などをあけておくと「かならず」失敗します。(オレだけかな?)組み上げてからサシガネ等で位置を記入し、加工した方が良いです。右は完成したところです。 |
次は往復運動させる「クランク部」です。直径80ミリぐらいの円盤を2枚作り、片方には大きな穴をあけて木工ボンドで張り合わせます。クランクアームが主軸ボルトにぶつからないようにするためです。円で無くても良いのですが、見た目美しいように丸くしてみました。四角でもかまいません。 |
2004.5.26 こんにちは、メカトロ工作をやりたいのですが、あまりに幅があってなにからやって良いか分かりません、道具とか工作機械とかそろえれば良いと思っていたのですが、(そろえたのですが)それだけではダメのようです。まず「アイデア」が浮かばないことにはダメです。アイデアが浮かんでもそれを現実にするための手段や手法、それから「勢い」が必要です。それからそれから「仕上がり精度」、これが難物。 大工さんが使う「両刃鋸」、そういえば角材を満足に「直角」に切断した・と言うような記憶が無かったりして。 そこで角材を「絶対に直角に切断するぞっ」という奴をまず作ってみましょう。(勿論金属とかも) 名称は 【手動ノコギリ盤】 です。 |
直径20センチぐらいの円盤に取っ手が付いた物です。
とりあえずはこいつから製作。
厚さ2センチぐらいの板を直径20センチぐらいの円盤状に切ります。
ノコギリで四角・八角とかシコシコ切ります。完全な円にする必要はありません。
糸鋸・180円で売っていました。この取っ手が格好良いので使います。
要するに、厚み2センチぐらい・直径20センチぐらいの円盤を作り、グルグル回すための取っ手を付けた物をこしらえます。この円盤は「弾み車」です。この手の工作機械では「弾み車」は重要な要素です。 本日はここまで。 |
手動のノコギリ作業ってどのくらい「前後」に動かさなければならないかご存じですか、大体そんなこと考えたこと有ります?、答えは「最低で切断物の半分の距離」です。これは切削のカスの問題です。つまり切削したときに出るカスが排出されないと、刃と刃の間に蓄積して切れなくなるからです。たとえば3ミリの真鍮丸棒を金鋸で切断する場合、1.5ミリ前後に動かせば切断出来ます。まあそんなことする人はいないと思いますが、私はやりました。(暇な人は一度やってみては、何回往復させたかおぼえていない)
ドリルで深い穴をあける場合や、ホールソーで大穴をあける場合、カンナ掛けだって手のひら内に鉋屑が溜まったら切れなくなります。ノコギリ作業ではこれは重大な問題です。タップでも「自動排出機構付き」とかいうのがあるくらいです。(でかい機械だと爆発的に噴出する事が有ります。圧力が高まって)
ところで「サイクロン集塵機」・・・興味あるなぁ。