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リメイク 8月3日
とりあえず「切断・研磨」する装置が必要です。こちらのページの中程の記事の「台付き万力を利用した切断機」のような物をご用意ください。
ペンチを閉じたまま切断砥石でスリット状に削ります。
大体1.5ミリ(閉じたとき)あくようにします。(切断部分をチョッピリ残しています)
左の写真は、「台付き万力」に「切断砥石」を付けた「サンダー」をはさんだ物です。
次に穴をあける準備ですが、ペンチには「家庭用ペンチ」と「職人用ペンチ」の二種類があるようです。と言いますのも、どちらも「焼き」が入ってるように見えますが、ドリルのキリサキがそれこそ「歯が立たない」タイプと結構穴があいてしまうタイプです。
見分けるのは簡単で、「ポンチ」で適当なところをぶったたいて、へこみが付くのが家庭用ペンチです。この場合「焼き戻し」は必要ありません、全く傷が付かない物は「焼き戻し」が必要です。
はじめ、ボンベ式の簡易バーナーであぶってみましたが、全く熱量不足でした、
2台使うか、七輪を使って鍛冶屋さんの真似をした方が良さそうです。
(私は七輪でやり、次に焼き肉をやりました)
バイスに挟んで「ポンチ」で適当な位置にくぼみを作ります。
バイスを使って水平に保持します。
貫通させます。
この穴あけは、コバルトかチタンコーデングキリサキでやると
快適です。1本350円から500円ぐらいです。
穴あけに使ったキリサキの根本の方を平らに削った後、
U型に研磨します。
研磨後、差し込んで適当なところで切断します。
この時、中のキリサキが動いてしまうので、アルミ片をパンチして抜き取らず、
押さえにしています。
溶接の準備とテスト。
溶接の準備をします。普通車のバッテリー3個・ブースターケーブル2組、
溶接棒2.0ミリぐらいのを10センチに切って薬をはがし、チャックにはさみます。
母材側と本体(チャック側)にそれぞれプラスとマイナスをクリップで挟み、ボール盤のスイッチを入れ、(低速)ハンドルを降下させて先端を接触させ、アークを発生させます。上の写真は練習でアングルにアークをとばしています。多少練習してコツをつかむ必要があります。
普通の交流アーク溶接機をおもちの方もこの方式を実践してみてください、フリーハンドよりもはるかに安定した溶接が出来ることにびっくりするでしょう。 「ボール盤式スポット溶接もどき」をご参照ください。
本番です。
電源を入れる前に溶接棒(チャック)をおろして調整します。
溶接の最中は写真など撮ってる暇はありませんでした。
下の木材は絶縁用です。
溶接が終わった直後です。いい感じのスラグが出来てます。
磨いて焦げあとなどを落とします。今回は角を落として使いやすくして見ました。
完成です。
板の縁から25ミリほど内側まで入り込んだところまで穴あけ出来ます。
ペンチの機能(切断)を犠牲にすれば、このタイプ(200ミリ)なら
30ミリまで出来ます。
今回は3.0ミリで作りました。よく使う径の物をいくつか作ると便利だと思います。過日(8/2)「西村ロボットクラブ」の「機動警察パトレイバー」に出てくる「グリフォン」みたいな空飛ぶロボット(作者はジャンプと言っている)を見させていただきましたが、このような物を作るのも夢じゃないかも、ところで、ロボットにロケットつけたの世界初では無いでしょうか?。
リメイク 2002.8.3記
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