タップとダイスのネジ切り工作のページ。 戻る。
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右側の棒状のものが【タップ】、左側のものが【ダイス】というネジを切る工具です。当然、これだけでは無くて、世の中に出回っているネジの数だけありますので、数百はあると思います。しかし、電子・模型工作で使用するネジは1ー2種類、増えても4種類程度では無いかと思います。それはなぜかと言いますと素材が手に入らないからです。どうしてもとなるとロット単位になりまして、私など「ハイ・50キロで6万円です」、なんて言われています。 電子・模型工作には、3・4・5・6_の4種類が良いかと思います。いずれもホームセンターなどで手に入ります。銅・アルミ・鉄・ステンレス製のものが安く手に入ります。 |
つくば工房の工作シリーズではこれらは、使わないのですが、一応これらの工具を回すハンドルをご紹介しておきます。
なぜ使わないか、それは進化したからです。(この工具は明治・大正時代からあったのではないかと思います。今でも現場では使っています)
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ダイスハンドルです。もっと種類があります。ダイスの直径も数種類あります。使いこなすには、素材の下準備と技とコツを必要とします。 | ![]() |
タップハンドルです。上が普通の物で、下はハンディタイプ、中はラチエット付きです。ハンドフリーで作業しますから、後記の工具を創作するまでは、バキバキ折っていました。 |
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写真が見にくくて申し訳ありませんが(まったく私は写真が下手だ)タップには3種類ありまして、上から荒タップ、中タップ、上げ(仕上げ)タップと言います。上から順番に使ってネジを切る、と、説明書に書いてありますが、原子力やロケットの部品ならいざ知らず、たいていは中タップ一本でOK(電子・模型工作では)だと思います。 |
ダイスにはこのような種類はありません、その代わりにスリットの部分に小さなネジ(ホロセット又はホーローセットと言う)がありまして、このネジの調整でタップの3種類と同じ効果をあげるようになっています。つくば工房の製品は、中仕上げに調整されています。 |
ダイスに関してはこちらをご覧下さい。 (商売のページになりますけど)
タップには更に種類がありまして、 | ![]() |
上がノーマルタップと言い、普通使用する物です。(安い) 下は、スパイラルタップと言いまして、これが超優れものなのです。なんと切り子が穴から自動的に排出されてきます。その為切りくずが穴の中に溜まらないので、非常に折れにくいのです。(高い、4・5倍) |
タップ作業をするためには、下穴をあける必要があります。
3_の場合、2.5_であけておけば良いのですが、ほかの径のテータを参考までにのせておきます。
ここをクリックして下さい。
ここからは、商売の話しです。
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つくば工房では、この2種類のタップに左図のようなアタッチメントを取り付けて、一本、上が400円、下(スパイラルタップ)が1200円いずれも税込み+送料(郵便料金・時価)で販売致しております。 もちろんこれは、【らくらくドリル移動型】か【らくらくドリル固定型】がなければ使用不能です。開発当事者が言うのも何ですが、これは非常に楽です。又、私は今まで本当にバキバキ折っていたのですが、これになって一年ぐらい持つようになりました。(使用頻度大体、1日20ヶ所くらい) |
続きはあしたです。2000.3.17