バッテリー溶接機の作り方。   戻る。   TOPページに戻る。

情報コーナーです。当社では取り扱っておりません。

 まず、バッテリーを3台(または4台)手に入れなければなりません、ガソリンスタンドやカーショップ、日曜大工センターのカーコーナー等で簡単にもらえます。中古バッテリーはゴミ同然ですから。

 選ぶポイント
  • 表面に型番がかいてあります。アルファベットと数字の羅列ですが、その中の数字が 75か80程度のものにします。3台(4台)とも出来るだけ同じ数字が望ましいです。(これは、取り出せるアンペア数を表しています)
  • +-端子の頭にあまりキズの無い物を選びます。キズのひどい物は、過去にトラブルがあったことを意味します。
  • 中は6漕に分かれていますが、液が減っているはずです。減っていてもかまいませんが、6漕とも同じくらいに減っている物を選びます。極端に減っていたり、一部だけ特に減っていたりしている物は、こぼしたりヒビが入っていたりしている可能性があります。こういう物は完全にもう使えません。
 お手入れ
  • まず水とタワシで表面をごしごし洗います。汚れていると、表面にリーク電流が流れて消耗しますし、汚らしいです。
  • 液を補充します。水道の水でもかまわないのですが、第二の人生?をがんばってもらう意味でも、スタンドでバッテリー補充液を買ってきて入れてあげましょう、1本200円ぐらいです。バッテリー1個に2本ぐらい入ると思います。
  • 充電します。あとでバッテリー溶接機専用充電器の作り方をUPしますが、とりあえず個別に充電してください、カー用充電器(6000円ぐらいから)をお持ちでない方は、トランスとブリッジ整流器で簡単な物で結構ですので自作してください、定電流とか定電圧とか考えなくて良いです。もらってきた物ですから。

 新品で買っていただきたい部品。

ブースターケーブル・80アンペアの物、カーショップ等で 1.200円ぐらいです。



溶接棒ホルダー・日曜大工センター等で、1.400円ぐらいです。



片手面・同じく日曜大工センターで、1.500円ぐらいです。



ターミナル・バッテリーの端子同士を接続するのに使います。2組(3組)必要です
カーショップ等で1組480円*2(3)=960円(1.440円)ぐらいです。
   

その他・Fケーブル等の導線 1.6ミリの物 2メートルぐらい。
1.6ミリの導線1本で15アンペアぐらい流せますから、6本束にして接続ケーブルを作ります。



溶接棒・ 2.0ミリの20本入り、880円でした。

バッテリー3個式で 2.6ミリ、4個式で 3.2ミリの溶接棒が楽々溶けますので
目的に合わせて選ぶと良いかと思います。


 家庭用100ボルトの溶接機は難しい・・・とよく聞きます。問題はパワーです。家庭用コンセントからとれる電流は15アンペアまで、製造メーカーはそれに合わせてトランスを作っていますので、パワー不足なのです。
 一例をあげますと、電源電圧 100ボルト、二次側電圧 33ボルト・電流 40アンペア(家庭用100ボルトの溶接機はこんな物)程度が一般的ですが、計算しますと、33*40=1320(W) となります。このぐらいのパワーですと 1.6ミリ溶接棒でやっと火花が飛ぶ程度、よほど熟練した職人でないととても溶接など出来ません、それも 1.0ミリの鉄板同士をやっと溶接出来る程度でしょうか、または、片側に穴をあけておいて、点付け溶接(スポット溶接のような溶接法)をするのがやっとです。(薄物にはかなり有効)  

 では、バッテリー3個式のパワーを計算してみますと、36ボルト*80アンペア=2880(W) ざっと2倍以上です。これは工業用200ボルト小型溶接機に匹敵します。
   

では、具体的な使い方は次ページです
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