林メカトロ工作支援室
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切断・穴あけときたらやっぱり次は折り曲げ
【工作ベース300 折り曲げ機モード】
2005.9.24

 2005.11.18
 かなりしっかりした構造になりました。こちらを先にご覧下さい、あとこのページの下にもあります。
 「万能工作台」 「折り曲げゴッコ」 「支柱」


 工作ベース300に「折り曲げ機本体」を固定したところです。曲げ幅は最高260ミリです。この寸法が適切かどうかこれからしばらく使ってみて感じをつかもうかと思います。

 曲げの原理は昔からある「ヤゲン式」です。(よく知らないんですが皆さんがそうおっしゃっているので)
 本来は鋳物製で大きな弾み車の付いた重量感あふれる機械でないと気持ちよく曲げられないのですが、趣味のメカトロ工作用として小さい物に限定し設計しました。手でレバーを押し下げる方式です。大体1トンぐらいの力が押し下げ力となります。(リンク機構の妙です)幅100ミリぐらいまででしたら「ホームセンターで購入出来る2ミリ厚のアルミ板」が曲げられます。(2005.11.18現在、280ミリまで性能UPしました)

「曲げているところ」なんですが暗くなってしまいました。

 


通しで見たところ。
 厚さ 0.5ミリのアルミ板を 12*260ミリに切断し、真ん中から折り曲げてアルミアングルを作りました。曲げによるゆがみが全くありません、1ミリ厚になると中央あたりが少しゆるくなりますが、少し余分に曲げて戻せば問題ありません。

とにかく色々曲げてみた。
 ちょっと時間がないのでハショリますが、「一次 二次 三次 四次」曲げまで出来ますので大抵の造形は可能です。(寸法はトータル260ミリに制約されます)
 どんどん改良を加えています。五次曲げまで終わったらページを整理しようと思います。
    2005.11.18記




追加です



工作ベース300折り曲げモード開発最終章
【押し下げ部】
2005.11.17


(仮設折り曲げはこちら)
 前日の仮設部分を本格的な物にします。前に作ったのは強度が足りなかった(仮設のではなくリンク機構)ので、今度は分厚い物で作り始めました。これは支柱に入る部分です。前はナットで作っていたのですが今回6ミリ厚の鉄板で作り始めました。
 
 設計図無しでいきなり作り出したので手直しばかり、それでもまぁなんとか出来ました。右の写真のボルトは調子を見るための物です。上が縮んだところ、下が伸びたところです。こんなのでも実際に作ればあちこち改良点が見えてきます。
 
工作ベース300の上に組んでます。
 早速試し曲げ、押し下げレバーは本来「外−外」で使いますが、写真撮りずらいので内々にしています。曲げようとしている板は2ミリ厚のアルミ板(ホームセンター等で売っている奴、ちょっと柔らかい)で、幅130ミリです。体感として大体5キロぐらいの力で曲がりました。うっかりして少し幅の狭い高台を使ってしまいましたので2ミリ用の物でしたらもっと少ない力で曲がったと思います。

曲げ終わったところです。

 
 2ミリ厚のアルミ板なのに内側ほとんど直角です。昨日のボルト締め付け方法ですと幅130ミリを曲げるにはかなり苦労すると思います。ボルトの締め付け力とこのリンク機構の押し下げ力は比べ物になりませんから。

 ところで今回の工作は厚い鉄の切断・研磨・溶接を使っていますので、鉄工所並の設備がないとちょっと難しいと思います。ホビー的に作るのであれば「小型油圧ジャッキ」を使う構造が作りやすいと思います。(ヤグラを組めば良い)

 この折り曲げモードは「工作ベース300」のアタッチメントとしてなんとか製造まで持っていきたいと思っています。今年中はちょっと無理になりました。来年に期待してください。













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