工作ベース60の部屋。

工作ベース60

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 工作ベース60とは?。

 もともとは小学生低学年用の教材として「ドングリ」や「木の実」「木材」等に簡単に穴があけられるように開発した「手回しスタンドドリル」です。大幅に改造して、工作初心者の方でも簡単に工作の世界に入れるように改造しました。

 穴あけにとどまらず、その先の工程まで手助けできるように考えました。基本セットに付属のキリサキは直径 2.5ミリです。これは身近に使える材料の事を考えて決めました。ほかの径が欲しくなってもこの「基本セット」があれば自作可能です(作り方はのちほど)。

                              工作ベース60基本セットです。
    
 手回し穴あけドリルとしてだけ使うなら、このような多数の部品は必要ないのですが、薄い板の穴あけ(0.5ミリのアルミ板とか)には、仕上がりの美しい「パンチ穴あけ」が一番です。しかしパンチ機能は色々な制約が伴います。 1台の装置に複数の機能を付けるのは面白いですが、一つ一つは機能が落ちます。でもやっぱり色々付けたい。

 とくに「パンチ」は雄と雌の整合が大事で、産業界では本体に鋳物を使うのが普通です。それを鉄板でやろうとするのですから、かなり入念な調整が必要です。是非私のあみだした方法を熟読の上、挑戦してみてください。


                               通販の決まりごと

                            郵便番号 300-1252
              住所 茨城県 つくば市 高見原 5-1-75 コーポ大久保 301号室
                            責任者   林 榮一
                            電話 080 3277 1898
 返品規定  納得がいきませんでしたら、 送品の状態で「着払いで御返送ください」、いつでも返金いたします(お手元に届いてから 2週間以内)。
               

  ご注文 1台(基本セット)4.800円プラス送料(ヤマト)です。 林ホビー工作研究室  又は eiichi_hayashi@hotmail.co.jp

 使用している材料について。

 皆様、「建材」という言葉をよく聞くと思います。建築資材の事です。鉄材等には大きく分けて建材用と機械用があります。一般的に街中で目にするのは建材用がほとんどです。まれにホームセンター(日曜大工センター)等で一部ですが機械用が混じっている事があります。この二者の大きな違いは「製品の精度」と「価格」です。機械用は精度が素晴らしく、必ず梱包されていて、素晴らしい状態で売られています。建材用は扱いが雑で、外に放置されている事もあり、大抵錆びています。もっとも錆びているといっても、腐食の激しい「赤錆び」ではなく、腐食が進行しにくい「黒錆び」です。「黒皮」とも言います(処理されている)中にはさび止め塗装がされているものもあります。

 値段はものすごく開きがあり、機械用は建材用に比べ大体 5倍から 30倍、あるいはそれ以上高いです。この工作ベース60を機械用の鉄材で作ったら、材料費だけで 2万円はします。大量に仕入れても 1万円は超えます。私は 10ミリの丸棒とか使っていますが、これもピンキリで、 1メートル 100円ぐらいの建材用丸棒から、5.000円以上する「磨き丸鋼」まで(おもにベアリングをはめて軸にする、錆びにくい)同じ 10ミリでも沢山の種類がありますが、その中で一番安い建材用を使っています。

 私は工作ベース60の価格を抑えるため、建材用を多用しています。ですから「さび落とし」が大変です(笑)塗装は焼き付け塗装が出来ればよいのですが、部品が小さいので塗装工場に頼むと 1セットあたり 2.000円ぐらいになってしまうので、スプレー缶で手塗りです。多少マダラでも御勘弁願います。

 6の 1.0ミリタップを立てた個所が沢山あります。手作業でタップ作業なんてやってられないので、タップドリルを使用しています。、本格的なタッピングマシンでないと直角にタップを立てることは出来ません、何十万もする専用機械等買えませんので精度は低いですがタップドリルを使っています。肝心なポイントは押さえていますので問題なしです。

 なんだか言い訳の羅列になってしまいましたが、工作ベース60は使ってこそ価値があります。飾っておく物ではありません、ペンチやドライバーと同じように使い倒して下さい(私の頭の中では工作中いつもドラエモンの主題歌が流れている こんなこといいな 出来たらいいな〜 って)(笑)。


 お渡しする時は完成品です。実は組み立てキットにすれば送料とか安くなるんですが、特殊工具が無いとしっかり組み立て出来ない部分がありまして完成品としました。あちこち意味不明の穴があいていますが、使用するモードの時ご説明します。

                        
 使用しない時の収納状態の写真です。インテリアとしてもなかなかメカニック、何かの理由で分解してしまった時には「こちら」をご参照ください。

                    
 これは単に「手回し穴あけドリル」として使う時の形態です。別にこのようにしないと使えない訳ではありません、ただ、作業に入るには「やるぞっ」みたいな気合いが必要かな?なんて思っちゃって(笑)。

               
 この穴あけモードの時の赤矢印支柱ですが、長ボルトを使用しています。これは右写真のドリルキリサキの出っ張る長さに関係しています。このポルトは使用目的によって上下逆さまに使ったりもします。

 実は昔小学校の先生から子供が(小学一年生)ドングリの穴あけをしているときに「ドリルをバキバキ折ってしまう」という連絡を受けたのです。「まさかっ」にわかには信じられませんでした、当時キリサキはシャフトから 20ミリほど出していました。工作にはそのぐらい必要だろうと思ったのです。しかし現地で見た光景は信じがたいものでしたる

 ドングリの表面はツルツルしています。最初の食い込みに失敗しても子供はそのまま「回し続ける」のです。大人には考えられない行動、幼い子供には説明しづらい事です(危険の意識が無い)。

 という訳で現在シャフトからは 12ミリぐらいにしています。角材も 10ミリぐらいに貫通穴があけば良いと考えたからです。もっと深い穴が必要ならば、ドリルキリサキの取り付け位置を変え、シャフトの高さを調整するようにするという考えです。このドリルキリサキの反対側は三つ目キリになっています木の実の穴あけ等をするときに交換します。

 これからしばらくこの工作ベース60のほかの使い方もやっていきます。ところで工作ベース60の 60とは「懐深さ」から命名しています。ご興味がわきましたら下記にメールください。

                     林ホビー工作研究室  又は eiichi_hayashi@hotmail.co.jp



                    
 取り扱い説明書を同梱していますが、とても簡単な内容です。全てを説明しようとすると 1冊の本になってしまいます。是非インターネット上の私のページから情報を得てください。




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