林ホビー工作研究室
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【小学生の皆さんのページ】 |
(平成21年・夏休み工作特集) |
● 夏休みの工作で作るサークルカッター。 完成。
● ノコギリを使う。 の、続き。
● ハサミを使う。
● 手もみ穴あけ作業台を作る。
● 本格的な穴あけ工具。
● 段ボールで工作台を作る。
● ベンダーを作る。
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● 焼き鳥の串を細くする。
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【夏休みの工作で作るサークルカッター】 |
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段ボールで「手回しサークルカッター」を作ります。手回しといっても実にシンプルな構造です。刃物を使いますので慎重に工作しましょう。

おなじみカッターナイフです。今回もこの「替え刃」を使います。

黒矢印のようにこの替え刃の2枚分を使います。2枚使う理由は貼り付ける「力」を強める為です。左側の部分、いい加減に折ったら変なところで折れてしまいました。やっぱり刃物を扱うところは【真剣】にやらないと危ないです。(^_^;)

段ボールで塊を作ります。デジカメの不調で写真が消えてしまいました。でも段ボールの工作なんて載せるほどのものではないのでいいでしょう、寸法は 40×45×60と80ミリです。替え刃2枚分からこうなりました(適当です)。

黒矢印が目の粗いやつ、赤矢印が目の細かい段ボールです。この隙間に心棒が入りますので目の細かい方を使います。
これでもう完成したも同然なんですが、木工ボンドが乾くまで組み立てる訳にはいかないので、(刃物の部分は特に固まらないと困る)組み込み・切り取り実験は明日になります。
これは小学生の皆さんでも制作出来る「ホールソータイプ」の手回し「サークルラインカッター」です。中心軸の移動は段ボールの隙間の移動だけです。半径は段ボールの隙間の粗さで決まってしまいますが、たいして問題にならないでしょう、工作用紙から好きなだけ円盤を切りだすことが出来ます(私も初めて作る物ですが、多分うまくいくと思います)(^_^;)
【完成】

全部品です。右端の8センチの奴は大口径用にと作ったやつで、とりあえずは使いません。

1個のブロックに4本途中まで釘を打ちます。フランケンみたいにです。刃物カートリッジ?を載せ、さらに別なブロックを載せて「輪ゴム」で止めます。そして爪楊枝を刺して完成です(中心軸)。

いよいよ実験、工作用紙に基準の穴をあけ、中心軸をはめ込んで回していきます。
見事失敗、途中で爪楊枝が折れてしまいました。勾玉みたいなものが出来てしまいました。でもこれも面白い、そのうち回転中に半径が変わる奴を考えてみようかなーなんて(^_^;)。

中心軸を焼き鳥の竹串に変えて実験、今度はうまくいきました。何個か抜きましたが全く同じものが作れます。うれしくなったんですが、今度は切れ味が鈍ってきた、これっぱかりで刃先がダメになったのかしらん。

原因は刃物カートリッジがずり上がってしまったためでした、(黒矢印)各部の締めに輪ゴム1本しか使わなかったのが敗因か
? 、いや小さい釘かなんかで位置をキープした方が良さそうです。
使い終わったら「必ず分解」して刃物を別にしまっておかないと「危険」です。ブロックは別の用途にも使えます。とにかく大成功です。
ところでもっと簡単で、中学生以上なら作れる奴を思いつきました。でも工作用紙製の円盤なんて小学生以外に使う人いるかな?(いまどき小学生も使わなかったりして)。
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【ノコギリを使う】 |
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ノコギリ作業。
上から今回の作業用の木片、5枚セット、取り出した金ノコ刃です。

木材を切るノコギリの種類は用途に応じて無数にあります。その中から「夏休みの工作用」なんてとても選べません、用途が限られてしまうからです。そこで私は「金ノコ」を勧めます。安いし大抵の物が切れるからです。
制約はあります。木材の場合、専用のノコと比べ「切れ味が遅い」のです(切れない訳ではありません)しかし作業時間が限られている訳ではないし、のんびりいきましょう。

このあいだの作業台に木片を追加します。たまたまあった19ミリ角のバルサ材です(柔らかいので釘が打ちやすい)最低4ヵ所打ちます。そのあと黒矢印のように釘を2ヵ所に半分ぐらい打ちます。

ちょっと試しに薄い板を切ってみました。右の写真は順番間違えましたが(写真の)押さえ竹串の穴をあけているところです。

木片の真ん中あたりに「直角」に線を引き、慎重に切断します。ノコギリのガイドになります。赤矢印は定尺切断用のストッパーです。青が直角に引いた線、黒は材料を抑える輪ゴムです。右写真はガイド部分を切っているところ。黒矢印は定尺切断した物です(ちょっと写真の撮り方間違えました。)。

角材が無かったのでかわりに丸棒を切りました(意味もなく)(^_^;)定尺切断です。この機能を使えば一定の長さの物が簡単に制作出来ます。

金ノコの刃の握るところはテープを巻いてます。金ノコは「押したときに切れるようにセットする」と教科書に載っていますが、夏休みの工作では「引いたときに切れるように」使います。理由は「押さえの位置」です。
これで木材だけではなく「樹脂」(ボールペンとか)「アルミパイプ」「竹」「真鍮」等を切断することが出来ます。時間がかかりますが「釘」も切れます。
ノコギリを使う・・・の続き。

10ミリのアクリル丸棒を切断しました。ボールペンなどなら簡単に切断できます。ペットボトルの口のあたりの厚いところも切れると思います。

同じく10ミリのアルミパイプを輪切りにしてみました。金ノコでやりましたが、アルミパイプや真鍮の切断は金ノコよりももっと目の細かいノコギリを使った方が良いです(油必須、金ノコでやるにはちょっとコツがいります)。
おまけ・・・ 花火の火つけ役。
段ボールで作った蜂の巣みたいな「段敷」ですが、使い道の一つに「貫通させる物」の台に使う・・・という用途があります。

適当な木片の真ん中あたりにタッピングビスをねじ込んでいます。

こんな作業、なにも段敷を使う必要はないんですが、「机などに傷を付ける心配が無い」という一例です。「つき通りそうな釘打ち」も気軽に出来ます。

3ミリのアルミパイプで「取っ手」を作っています(段敷は関係ありません、ベンダー機能です)。

いやお恥ずかしい、ただの「缶入りローソク」です。孫に花火をせがまれてチャチャっと作りました。(^_^;)もう少し大きな「粉ミルクの缶」でもがあれば良かったんですが、線香花火なんかには丁度良いかも、大きな花火にはマッチでもライターでも良いんですが、線香花火は「め・めんどくせー」勝手に火ーつけてろーてな感じです(必要は母、めんどくせー は発明の父だぁ)。
台風で停電の時、電池の切れかかった奴より頼りになるかも。
レベル8まできました。これで夏休みの工作はバッチリです。あとは「創意工夫」だけです。本屋さんに行って「夏休み工作特集」(8冊あった)なんかを見ると参考になりますよー、なかなか面白そうなのが沢山ありました。糸巻きタンクならぬ「カンカラタンク」、軸受けの部分にロウソクを輪切りにした奴を使うと、適度な抵抗で「急激に回る」のを防ぐ・・・なんてのは初めて知りました(私はそろ盤の珠を使ってた、ばあちゃんに叱られた)。
夜店で売っているポンポン蒸気船、アルミパイプで作れる・・・というのも知りませんでした、夜店の奴ってすぐ壊れるイメージがあったんですよね、水は蒸気になると1700倍になると書いてありました。へーそうなんだ、忘れてました。こいつは吐き出す力が吸い込む力より強いので前に進むそうで、ニューコメンの蒸気機関の反対ですね、ちょっと興味をそそるなぁ。
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【ハサミを使う】 |
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ハサミを使う・・・といっても新しい技がある訳ではありません、流れで取り上げただけです。(^_^;)一般的な「工作用紙」が前提です。
直線は定規とカッターナイフで切れば、きれいに切り取れます。曲線もある程度場数を踏めば出来るようになるでしょう、テレビチャンピオンで見た段ボールの達人の技はすごいです。しかし指は結構傷だらけでした、かなりの修練が必要と思われます。
切り紙細工は薄い紙が対象ですから大きめの紙でもそのまま切れます。工作用紙は厚さが
0.5ミリほどありますので「曲線」を切ろうとするとかなり抵抗があります。前に小学校一年生の工作授業に参加したことがあるのですが、(ボランティア)生徒の皆さん円形に切り取るのに苦労していました。

その時やった円盤作り、味噌汁のお椀やドンブリを使って「縁」で円を書いてます。

そして切り取り、周りの部分が大きいので、ハサミが自由に振り回されません。

そこでこのように少し大きめにシャキシャキ切り取ってから改めて線に沿って切り抜くことを教えました。

こんなの技でもなんでもないんですが、意外と忘れやすいです。切り取った円盤はコマやメンコ(パッチ?)、コースター、湯呑のフタなどにしました。工作用紙なので「絵」が書けますし、コピーした漫画などを張り付けるとおもしろいです。
暑苦しい夜中、なぜか段ボール製の「サークルカッター」の作り方が浮かんできました。半径も簡単に変えられるし、このあいだの奴よりも簡単です。何よりカッターナイフだけで作れます。
(私はこんな夢ばっかり見ているわけではありません、冒険の旅に出たり悪夢だったりエロかったり仕事をしていたり、とにかく一晩で10ぐらい見てますが、目が覚めて30秒もすると、きれいさっぱり忘れてしまい、疲れだけが残ります。しかし工作の夢だけは覚えてる、不思議だ、たぶんその時は半覚醒?)(^_^;)
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【手もみ穴あけ作業台を作る】 |
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別に大した仕掛けではありません、ある程度の大きさのある木片(作業に際し、動かないような重さが必要です)に3ミリぐらいの厚さのベニヤ小片をスペーサーを介して取り付けただけです。今回はこのあいだのベンダー機能を横にずらして併用としました(スペーサーは何でも良いです。私はたまたまあったプリント基板用を使いました)。

使い方は簡単、加工したい物を洗濯ばさみで挟むだけです。この台はほかにもいろいろ使い道がありそうです。

ボール紙に穴あけをした例、黒矢印は前にボール盤であけた3ミリの穴、赤矢印が今回作った3ミリの「手もみドリル」であけた3ミリの穴です。きれいに抜けてるのが分かると思います。千枚通しやキリではこのような穴はあけられません。

これで基本的な(私が考えただけですが)道具・工具がそろいました。これだけあれば「夏休みの工作」はバッチリです。あとは「どういう場面で使うか・・・」です。
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【本格的な穴あけ工具】 |
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工作用紙などに穴あけしようとすると、大抵このような工具を使います。簡単で使いやすいのですが、これであけられる穴は「破けた穴」です。本来、板に釘などを打つとき、「割れないように」下穴をあけるための工具だからです。
通称「千枚通し」と「揉み錐」。

揉み錐の種類、もっとあります。

上から「壺錐」「四つ目錐」「三つ目錐」です。大工工具です。両手のヒラで揉むようにして穴をあけます。ちょっとコツがいります。
工作で「穴をあける」と言えば「動く部分」に使うのがほとんどです。破いたような穴ではちゃんとした工作は出来ません、そこで簡単に作れる「ドリルキリサキ」を使って使いやすい「穴あけ工具」を作りましょう。

買ってくるもの、 2ミリのドリルキリサキ 3ミリのドリルキリサキそれそれ1本ずつ、東京秋葉原の電気街では
1本ずつ売っていますが、地方のホームセンターなどでは2本セットになってます。1本150円前後です。それと3ミリのアルミパイプと4ミリのアルミパイプ、1本100円から200円ぐらいです。それからいらなくなったボールペン2本。

用意する工具はカッターナイフだけです。アルミパイプを切るのに使います。写真のようにゴロゴロするだけで切れてしまいます(キズを付けたあと、ポキッと折ります。)。

ボールペンの胴の部分の穴は大抵 4ミリです(4ミリのものを使います)アルミパイプを利用して「入れ子」にしていくだけです。半田コテが使えるレベルになれば真鍮パイプを使って半田付けすれば本格的になりますが、今はアルミで良いでしょう。

さすがに入れただけでは滑ってしまうのでこのようにテープを使ったり紐で縛ったりして回らないようにします。「五分間クイックボンド」なんか使うと良いかもしれません。

2ミリと3ミリの「手もみドリルキリサキ」が出来ました。これさえあれば「動く工作」制作はバッチリです。なぜなら破けた穴ではなく「まともな穴」があくからです(変な言い方ですけど、まともな穴とは穴の中に何もない?穴の事です。なんか言い方変かな、バリの無い穴とでもいいましょうか)。
ところでこの「ドリルキリサキ」だけではダメです。「手もみ穴あけ作業台」が必要です(でないと足か他人を使うことになる、それでも良いけど一人でやるならやっぱりお助け作業台、簡単です)。
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【段ボールで工作台を作る】 |
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いらなくなった段ボールを切り取って工作台を作りましょう、「カッターマット」と、これから作る工作台があれば机などをキズ付ける心配も無いし、作業もはかどります。鉄工所では「金敷」とか「蜂の巣」という鉄のカタマリをよく使っています。これから作る工作台はダンホール製の金敷という訳です(段敷 ? )「鉛筆立て」にもなりますし、塗装にも便利です。

材料と工具です。空の段ボール カッター 物差し 木工ボンド 表紙の厚い本 適当な重石 あとラップ少々があれはOKです。テープも用意しましたが使いませんでした、あっそれから「焼き鳥の串」と「発泡スチロール」があると便利です。

まずは段ボールを分解、そして良さそうなところから3センチ×12センチぐらいの「短冊」を作ります。枚数は25枚程度でしょうか、寸法は適当で良いですが、寸法はすべて同じでなければなりません。

三角定規を使って最初の2枚を直角に組み合わせ、発泡スチロールの上で焼き鳥の串で止めていきます。

次に1枚ずつ木工ボンドを付けて貼り付けていきます。

正方形になるまで貼り付けましたが、長方形でもかまいません、それから側面ですが、見栄えの為に張り付けてみました(^_^;)。

割りばしと輪ゴムを使って井桁に組んで押さえます。焼き鳥の串の出っ張っている部分は折り切ります。そしてラップをかけます。これは上にのせるものにボンドが付かないようにするためです。そしてその上から「ハリーポッターと賢者の石」をのせます。ウソです。平らで丈夫なものならなんでもかまいません、たまたま手じかにあったので使っただけです。

その上に重石をのせます。水を入れたヤカンでも良いです。私は漬物用の物があったので使いました。なぜ重石をのせるかといいますと、今までの経験ですが、ボンドがある程度乾くまで押さえておかないと「せりあがってくる」のです。今回ボンドをたっぷり使ってしまったので6時間ぐらいはこのままにしておく必要があります。
発泡スチロールと焼き鳥の串の仮組は、普通の接着剤はスチロールにつかないので(専用が必要)なかなか便利です。これが出来ると工作の腕は【レベル5】です。(^_^;)

ちょっと木工ボンドをつけ過ぎて24時間たっても一部乾きませんでした、ある程度強度は出ているので仮組をはずし、ちょっと小物を刺してみました。使わないときはこのように収納として使えます。(過ぎたるはなんとやら)
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【ベンダーを作る】 |
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ベンダーとは広い意味で折り曲げ機(器)の事です。大きなものでは建設現場で使うコンクリートの中に入れる「鉄筋」を曲げる機械、あるいは工具があります。小さなものでは家庭用の「フック」等を作る物とかあります。太い、あるいは硬い針金等を自在に折り曲げられたら面白いとおもいませんか?(ロボット製作にもつながります)。
身近にある品物をつかって作ってみましよう。

まずは土台となる木片です。日曜大工センターなどに行くと、「木っ端」として一袋300円ほどでいろいろな大きさのものがたくさん入って売られています。それから「釘」です。長さは最近ではミリ単位で売られています。これは
75ミリ、2本しか使いませんので「子袋」で十分です。あと「金づち」、これで準備OKです。

木片の真ん中辺に2本の釘を8ミリほどはなして打ち込みます。実はこれだけでもかなり難しいです。お母さんには出来ないかもしれません、高さが段違いになっていますが、これはあいだに挟んだ針金等をはずす為です。大体釘の半分ぐらい打ち込みます(指を打たないように注意しましょう)。
ちょっと下に写っているのは書けなくなったボールペンの胴の部分です。これでも立派な工具になります。
釘は打てましたか?、釘が打てれは工作の腕は「レベル1」クリヤです。次に材料です。

クリーニング屋さんに衣類を出すとよくもらえる「ハンガー」です。ハリガネ製のものです。周りに樹脂が付いていて手触りが良いです。ハリガネと書きましたが、その辺のいわゆる針金とは違い、かなり硬いです。したがって「ペンチ」を使っても大人の人でも切断できないかもしれません。
コツは右写真赤矢印のように「深く」くわえる事です。それでもなかなか切れないと思います。

そこでペンチで挟んだらアゴの先端を金づちで「ブッタタキ」ます。ペンチはこの程度で壊れませんから思いっきりやっても大丈夫です。これで切れなかったら右の写真のように「くわえ直して」(直角にずらして)改めてぶっ叩きます。これで切れます。下の台は固いところでやりましょう、と言っても机の上などではなくて玄関のコンクリートの上とかです(割れそうもないところを選んでください)。
100円ショップなどで買ったペンチではやめてください、100円の金づちもダメです。粗悪品が多いので小片が割れて飛んでくる可能性があります(鋼と鋼はヤバイ、負けた方がちぎれる場合あり)したがってこのような工作の時には必ず「防塵めがね」をかけるようにしましょう、ホームセンターなどで必ず売っています(CSIの皆さんも必ずかけてます。目の保護はバーン様よりも優先する・・・ちょっと古かったかな?)(マジ)。

こんな具合に好きなところで切れるようになれば【レベル2】達成です(ドラクエほしいぃー)。

切断したままだと切り口が危ないので、このように包丁を研ぐ砥石の使わない部分で丸みを付けます。これは怪我をしないためにも「とても大事」です。これもちょっとしたコツがいりますのでこれができたら【レベル3】です(この辺は常に心がけなければなりません)。
「包丁を研いであげる」とお母さんに言えば速効で砥石を買ってくれます(砥石は初めてでしたら800#(番)ぐらいが良いです。本格的に研ぐなら仕上げ用に1000#〜1500#ぐらいはもう一枚欲しいです。今はやりのシャープナーなどとはちょっと違います)。
そのA

S字フックを作ります。釘と釘の間に切り取ったハンガー針金を差し込み、折り曲げていきます。気の向くまま折り曲げてみましょう。

簡単にS字フックが出来上がりました。次は直角に曲げてみました。、このとき書けなくなったボールペンの胴の部分を差し込んで曲げるときれいな直角に曲げられます。

クランクに曲げてみました。先端をゴムがかけられるように曲げると、ゴムの巻き取りクランクの出来上がりです。

これ何だかわかりますか ? 、これが出来たら【レベル4】です
実は3ミリのアルミパイプです。ホームセンターで 1メートルの長さのもの 1本135円でした、最近本屋さんで見たんですが、「小学生の皆さんの工作」という本の中に「簡単に出来るポンポン船」というのがあったんです。その中の「蒸気エンジン」を作るのに、このベンダーが最適ではないかと思ったんです(パイプをつぶさずに曲げるのに最適)。
このほかにもペットボトルで作った風車の軸受けや、ゴム動力の巻き上げクランク等が簡単に作れます。「電撃イライラ棒」なんかも面白いですね。
レベル1 釘が打てる。
レベル2 ハリガネが切れる。
レベル3 仕上げが出来る。
レベル4 簡単な曲げ加工が出来る。
レベル5 カッターを扱える。
レベル6 手もみ穴あけが出来る。
レベル7 ハサミが使える。
レベル8 ノコギリを使う。
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【焼き鳥の串を細くする】 |
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焼き鳥の串は竹製が多いです。近くのスーパーで購入した物は、直径約 2.5ミリでした、この串を
2.0ミリに細くしようという訳です。なぜかは私がやってみたかっただけです。
東急ハンズやジョイフルなどの「日曜大工センター」などではこういうことをする工具を売っているかもしれません、名前は定かではないんですが、「ヒゴ抜き」「ヒゴ通し」?、なんかそんな名前だったような気がします。店員さんに「竹ひご作る奴」と言えば通じるかもしれません。
制作は簡単なので、ボール盤を持っている人に作ってもらいましょう、最近では図工室にボール盤のある小学校も増えてます。先生にお願いしてみては?どうですか。
私が作ってみて気がついたことを載せてみます。

なんの予備知識もなく作ったのがこれです。かすかな記憶を頼りに作ってみました。とにかく穴をあけ、皿にもんでみました。ドリルキリサキは
2ミリと 2.5ミリしか無かったので、写真では 5 ヵ所穴があいてますが使えるのは
1ヵ所だけでした、2.5ミリの穴でもかなりの抵抗があります。竹串は少し太いようです。力を入れてやったんですが、ほとんど折ってしまいました。
次に「サラもみ」を注意深くやって、穴ギリギリまで太いキリでさらってみました。何度か失敗しましたが、(ついついでか穴にしてしまう)何とか成功しました。
成功した 2.5 ミリの穴に通してみると、「スイスイ」と削れながら通ります。それはもう面白いほどです。何度か通していたら 2.4ミリ程になりました。感触がつかめたので、次はドリルキリサキの準備です。

左から在庫があった 2.0ミリ 買ってきた2.1ミリ 2.2ミリ 2.3ミリ 2.4ミリ 在庫があった
2.5ミリです。目的は最初が 2.5ミリほどの奴、最終が 2.0ミリですから、 0.1ミリ刻みでこれだけあれは納得のいく物が作れるはずです。
問題は「サラもみ」です。始めは眼検討でやりました。ズコっと抜いてしまうのが嫌なので少し残しました。結果は散々、最初穴に入ってもそこから進みません、結果折ってしまうことに。
原因は皿にもんだ形状にあるようです。ギリギリまでもまないと抵抗が大きくてうまくいきません、ヒゴを引っ張るときどうしても少し斜めになり、それが抵抗になるようで。
ぎりぎりまで皿をもむのはたいして苦になりませんが、いくつもの皿ともなると、中には失敗する奴も出てきます。そこでサラもみにはちょっと工夫が要ります。
作戦としては、材料の下にドリルキリサキでは刃が立たない金属をピッタリあてがい皿もみすることです。「チゼルポイント」部分は穴があいてしまいますが、その寸法さえ計算に入れておけばうまくいくはずです。
 まずは丈夫そうなスチールスケールを裏にあてがってやってみました。
 見事に貫通してしまいました。穴なんて開かないイメージがあったんですけどね。

そこで今度は大工さんが使うノミでやってみました。うまくいったんですが、斜めの部分使ったもんでやりにくいです。次に平ヤスリでやってみました。
 さすがにヤスリは固かった、成功です。

サラもみには
5.2ミリのドリルキリサキを使いました。チゼルポイントを実測したところ、使いこんだキリなのでちょっと誤差があるかと思いますが、0.7ミリぐらいでした、そこから
2.0ミリから 2.5ミリの穴をあけます。かなりの鋭さが期待できます。
【ヒゴ抜き(ヒゴ通し ? )完成】
 前回は 2ミリから 2.5ミリまで(0.1ミリ刻み)でした、とりあえず OKだったのですが、串の中に
2.8ミリぐらいの奴が含まれていました。0.3ミリも太いと 2.5ミリの穴には入りません、そこで 2.6ミリから
3.1ミリまでの穴を追加しました。
 10ミリのドリルキリサキの「チゼルポイント」を実測したところ、約
1.5ミリぐらいでした、例によって下に平ヤスリをあてがい「皿もみ」、貫通穴はなぜか
2.0ミリぐらいになりました。2.6ミリからの穴あけですから、これでいきます。写真は表と裏の様子です。このあと 2.6ミリから 3.1ミリまで
0.1ミリ刻みで穴あけして完成です。
 さっそく実験、出来た奴を工作ベース300(万力でも良いです)に固定し、引き抜き実験、最初は通した先端をペンチでひっつかんで引っ張りました。
 慣れてきたらペンチいらなくなりました。引き抜く速さですが、「ズイッ」と一気に引き抜くと(
0.5秒ぐらいで)、あまりよく削れないようです(ノギスで確認した)串1本を2秒ぐらいかけて引き抜くと具合が良いようです(この辺の考察はやめます)。
 きれいに
2ミリになりました。肌もスベスベしています。ところで 2.5ミリと 2.0ミリは
0.5ミリしか違わないのに見た目結構細く感じます。さすが「面積の妙」です。「円の半径が倍になると面積は4倍になる」でしたっけ ?
、小学校で習った公式が半世紀以上たって現実のもとにナンチャッテ。
 竹ひごが出来たので早速植え込み開始、まずはあけておいた穴に「おが屑」が残っている可能性があるので、
2ミリのピンバイス(と、いうのかな ?
)でさらいます。そしてヒゴ・・・? カッターナイフで定尺に切断しようとして 「め・めんどくセー」となりました。この円盤には
24本刺さります。ナルトじゃないけど「やってらんねーテバヨ」です。1本1本切断面はケバが無くきれいにしなけれはなりません、長さは
12ミリぐらい、ホビー工作は嫌気が出てきたらおしまいです(仕事じゃねーんだから)。
そこで考えました。「このあいだ差し金に穴があいたっけ」、何10年も差し金に穴をあけようなんて思ってもみませんでした、(大体そんな必要ない)そこで次回は「工作ベース300を使って竹ひご裁断機作り」(カッターナイフ使えば済むことですけど、ゴロゴロ転がすの嫌っ)。
小学生の皆さんにはちょっと難しい工作になってしまいました。日曜大工センターなどに置いてあるかもしれませんので、探してみてください、店員さんに聞いてみるとよいと思います。値段もそんなに高くないと思います。
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