林ホビー工作研究室
【スポット溶接】
 
 ● 雨宿りの軒下掲示板に投稿した記事から。
 
 
 


40年ほど前に 1台作っています。その時のような「まとも」な物ではなくて、(仕事の一環だった)。
是非その辺の物で作ってみたいです。アイデア出しだいやります。
たとえばデンジロウ先生モドキで、単一乾電池 5000個使用とか。

(今はほかのことで頭がいっぱい)。

【雨宿りの軒下掲示板に投稿した記事から】
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 投稿者:RINN  投稿日:2009年 9月25日(金)21時22分4秒

 こんばんは、丁度出かける寸前に見てしまったため、ついリップサービスで「いい手があります」なんて書いてしまいました。改めて掲示板を見ますと、私もよく知らない分野もあります。


 知っている分野と言っても、学校で教わった訳でも親方に教わった訳でも先輩がいたわけでもなく、全て自己流で実践してきた事なので、その道のプロの方に「ひんしゅく」をかいそうですが、知る限り書かせていただきます。つっこみどころ満載になりそうなので諸先輩方、フォローお願いします。

 【部屋の中で出来る】に限定しますと、「半田付けと蝋付け」しかありません、火花の対策は室内では無理です。私は溶接が終わってから現場に
2時間以上とどまっていました。ほかの組ですが、それでも出火した例があります(ガレージなら気を付ければOKでも日本家屋の中はちょっと)。

 鉄にも蝋付け出来ます。ほとんど「質量」の問題になります。あっちとこっち(笑)の熱し方の問題です(勿論別の問題もあります)アングルに鉄板を蝋付けしようなんて考えない方が良いです。特に鉄は酸素と化合しやすいのであの手この手が必要です。

 スポット溶接機は自作は無理です。いや出来ますけどものすごい「物いり」です。まず
5KWぐらいの抵抗アーク溶接機が一台必要です。勿論 200Vです(1から作るなら買った方が良いぐらいです)スポット溶接には大体
1V×5000Aぐらい必要です(電圧はもう少し高い方が)二次側のコイルを全てほどきます。そのとき巻き回数も数えます(出来ればバラす前に電圧を測っておく)。

 二次側の線をまっすく゛に延ばし、折りたたんでいきます。全長  1.5メートルぐらいにしたら、両端の被服をむき、「ハンダ漕」(自作の必要あり)にジャポっと入れてハンダ揚げします。そのとき
4分ボルトが入るようリング状にします。

 次にその線をトランスに巻きます。巻くと言っても一回半です。一次側に 200Vを通電し、二次側をテスターで測ります。
1から1.5V出ていたら良しとします(専門書には 2.5Vとかかれた物もある)コイルから電極までは、胴の延べ板で配線します。

 次は電極の仕掛けです。これはもう本物のスポット溶接用電極を買うしかありません、かなりの種類があります。実はスポット溶接は互いの電極が合わさっただけではありません、圧力が必要なのです。溶接跡がへこんでいる理由です。実は電流を流すため、二段構えになっているのです。1・2となる訳ではありませんが。

 次は通電時間です。これも大事な要素です。なんだか知ったかぶってえらく長くなってしまいました。これは40年前、実際に作ったときの様子を文章にしてみました。私、まともなスポット溶接機持っていますが、ほとんど使っていません、これは自動車のモノコックボティを作るのにはむいているかもしれないけど、ホビー工作にはかけた金額に見合う結果は得られません、つづきは又今度です(家庭用溶接機には言いたいことが山ほどあります)








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