センター穴あけ片ボス治具の作り方。 戻る。 トップページに戻る。
前に「センター穴治具の作り方(8)」というのをやりましたが、今回のは本格的で、ボール盤でやるわりに旋盤作業と遜色ありません、それどころか優れた点もあります。
今回の技は、昔大量にボルトの中心に貫通穴をあける必要があり、それもきちんと芯が出ていないとまずい、という状況が出来た時、1台の旋盤ではこなしきれず、さりとて2台目・3台目を買うのはもったいないということで、安いボール盤でパートのおばちゃんでも安全に作業出来る方法がないかと思い、考案しました。(ちなみに今は外注に出してます)
旋盤よりも優れた点というのはキリサキが下で、加工物が上になる点です。このため切削中の切子が重力で落ちるため、「目詰まりがおきにくい」という点にあります。特に3ミリ以下の穴の場合、旋盤より快適に切削出来ます。
今回の「センター穴あけ片ボス治具」を作っておいて、どのようなメリットがあるかといいますと、
欠点
というところです。
どのような形の治具かといいますと、前にやった片ボス治具とたいしてかわりません、ただ、キリサキと加工物が反対になりますので、固定する方式が全体で締め付ける方法ではなく、止めボルトになります。(作業手順の関係です)
これが今回主役の「センター穴あけドリル」(商品名)です。
先端の太さが1.0ミリ・1.5ミリ・2.0ミリとかあります。(これは1.5ミリです)
このセンター穴あけドリルは1本で2つの役目があり、まず1.5ミリ(この写真のキリの場合)の穴をあけ、次にテーパー状に広げていきます。中心近くの部分は5.0ミリです。両端が使えるようになっています。最近では「日曜大工センター」でもおいているところがあります。通販でも買えます。
これが今回の治具です。まだ途中です。4隅の穴もポイントです。
上から見たところです。見えている穴は右から 2.6ミリ 5.0ミリ 5.2ミリです。
全て意味があります
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