工作その1 スライドスイッチの取り付け穴を簡単にあける。         トップページに戻る。   

治具の治具を作りましょう。
 金属板にドリルで穴をあけるときに、いきなり押しつけると刃先が逃げて思うような場所にあけられなかった経験はありませんか、そんな時は、ポンチなどで窪みを付けてからやるとうまくいくのはご承知の通りです。
 ところで、そのあけた穴ですが、窪みを付けたところに正確にあいたと思いますか、答えはノーです。キリサキの切れ味、キリの角度、力の入れ具合等々の原因でわずかながらずれます。もし正確にあいたとしたらそれは偶然です。
 小さな穴の場合、このずれは深刻な問題です。ですから正確に穴をあけられる治具の治具をまず作りましょう。

と言っても、とても簡単ですが、効果は絶大です。

つくば工房の電子工作用
【パネルパンチャー】
金槌でガンとやるだけ。
完成写真
5a四方のアルミ板の適当なところに2_と3_の穴をあけただけ。
    (これが治具の治具)
 電気ドリルの場合、あけた後のバリを、ていねいに取り除いて下さい。

次に、スライドスイッチ専用治具を作ります。

 もう一枚の5a四方のアルミ板に、あけたい穴のかたちを正確に製図します。   
 製図したアルミ板の上に、前に作った治具の治具を乗せ、あけたい位置に正確に合わせてクランププライヤーで押さえます。無い場合は、セロテープなどでしっかりずれないように張り合わせてください。

治具の治具の穴に沿って穴あけをします。

 うまく穴溝を合わせて、ガンとやります。これを繰り返し行って右写真のようになるよう繰り返します。

 電気ドリルの方も同様に穴あけ作業をしますが、バリ取りは丁寧に行ってください。
 左図は、3_の穴を抜いているところです。


 Vカットした板の上で、ヤスリで仕上げて下さい。(右図)

これで、スライドスイッチ用穴あけ治具が完成しました。これからはとても簡単に穴あけが出来ます。

早速、使ってみる。        戻る。         トップページに戻る。