長ネジや、丸棒を切削加工する工具の作り方。   戻る。   トップページに戻る
(6ミリ用を追加しました。こちらです。 9/20)

 このような加工は旋盤をお持ちの方はどうってことない・・・とお思いでしょうがちがいます。専用工具ですから滅茶苦茶簡単です。プロの方と競争してもどっこいどっこいの勝負が出来ます。(精度はイマイチですがそれでも0.1ミリ以下ぐらいは可能です)ボール盤とサンダー・タップ立てその他必要です。(旋盤はいりません) 

 工具と言うより治具に近い  (って治具そのもの?)  ですが、切削長さの調整や削る径が調整出来ます。
  


ほとんど方ボス治具の発展形です。(逆さまの写真です) 


真上から見たところです。上の方の2枚重ねの平鉄中央に3ミリの貫通穴があいています。
中央縦の丸棒は6.0ミリのキリサキ(ドリルの刃)です。長さ半分くらいのところで切断
されています。

ちょっともったいないのですが、スパッと切った断面がバイトの役目をします。
これは使わない方です。あとで10ミリの丸棒にセットして本来の用途に使えるようにします。


削り終わった長ネジとモーターを網戸のゴムで連結しますと

ネジ送り装置が出来ます。(この辺オモチャですけど) 


丸棒を削りますとカシメ式スペーサーが簡単に出来ます。又長ネジでシャフトも簡単に出来ます。
12個作るのに(長さ20ミリ)約6分ぐらいでした、寸法もバッチリです。
 

ギヤボックスのようなものを作ってみました。カシメています。目覚まし時計ぐらい出来るかも。
(江戸時代の)  


もともとはこういうプーリーの軸受け用に考案したのですが、色々応用がききそうです。
  

 使い方ですが、丸棒又は長ネジをボール盤か電気ドリルにセットしてこの工具の穴につっこむだけです。先ほど3ミリの貫通穴と書きましたが実際は上半分が3ミリの貫通穴で、下半分は3*0.5ミリのタップを立ててボルトをねじ込み、切削長さのリミットにしています。このボルトのおかげで何も考えずに削り長さが一定になります。

 又バイト代わりのキリサキ(半分に切ったドリルの刃)は、6ミリのボルト2本で出し入れが調整出来ますので、削り径が一定します。

 今回は3ミリ用でしたが、4ミリでも5ミリでも作っておけば便利だと思います。バイトにキリサキ(ドリルの刃)を使っていますので、真鍮の他鉄でもステンレス丸棒でもOKです。  


作り方、あまり詳しくありませんでした、色々想像してみてください、なにしろ「隙間産業」でUPしてますから。




次回はサル(私)が挑戦PICの巻(笑)・・・の予定です。
9/19記

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