中速切断機の作り方。       戻る。     トップページに戻る。

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 中速切断機って、きいたことないと思います。私が名付けました 、世の中には似たようなものを作っている方がいらっしゃると思いますけど、私は現在まで見たことがありません。
 これは勿論「高速切断機」に対抗して命名したものです。「高速切断機」とは勿論建築現場や店の改装工事現場等で、非常にうるさい音と火花を発しながらアングルやC型鋼を切断している電動工具です。消防署のレスキュー隊が事故現場で車体などを切断しているエンジン式の物も仲間です。

 切断砥石という物を使います。切断する物によって沢山の種類がありますが、ここでは「鉄」用に限らせて頂きます。


 このような物です。右から 100ミリ(外径)150ミリ 180ミリ ここで1番大きい物は 305ミリです。この他に355ミリ 405ミリ ・・・とまだまだありますが、日曜大工センター等で手に入る物は355ミリまでです。
 中心の取り付け穴はセットする工具(サンダー・丸鋸・切断機等々)によって 15ミリ 20ミリ 22ミリ 25.4ミリ 等々あります。よく調べてから買わないと「ありゃ入らない」とか「ユルユルだー」とかなります。

 切削速度、というものが設定されています。大体 MAX SPEED 4.300m/min ぐらいが多いです。40年ぐらい前の切断砥石は、補強が入っていなかった(今でもある)のでとても割れやすく、恐ろしいものでした、今は砥石の中に格子状に繊維が入っているので、かけたりはしますが割れたりはしません。 
 


ここからが本題。

 今から35年ほど前のことですが、「高速切断機ってどうしてこんなに恐ろしいほど早くまわさなければならないのだろう?」、という疑問が生まれました。そこで早速モーターの回転を制御出来るコントローラーをつないでみました。ややこしい電気の理論?によりあまりうまくコントロール出来ませんでしたが、(負荷をかけると極端にスピードが落ちる)そこそこ切れます。音も静かだし「これはいける」と思いました。

 問題は切断砥石の取り付け方法です。シャフトにネジ加工・フランジ加工・方ボスプーリー・ピローブロック(軸受け)・Vベルトやモーター・取り付け台等々・・・近所の鉄工所に見積り頼んだらとんでもない金額を言ってきました。(旋盤が買えるくらい)

 そこで常識破りの私の出番です。「モーター直結・砥石穴あけ作戦」というものをあみだしました。機械畑の方は絶対やらない方法です。今までに20台ほど作りましたが、今回の写真はごく最近の作です。費用はモーターの値段で決まりますが、中古の洗濯機のモーターでも使えば2.500円ぐらいでしょう、大体100W以上のモーターならOKです。

 作る為の工具類ですが、

 材料、



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