ツイン・ボール旋盤 第二形態のページ。 戻る。 トップページに戻る。
右側に同じドリルがスライダーの上に取り付きます。
芯とか高さとか左のドリルにあわせなくてはならないので腕の見せ所です。
台の2ミリのアルミ板はこの装置で切りました。
左のドリルチャックに適当な丸棒をくわえ、右側のチャックにも固定して
芯を出します。そしてボルト・ナットで調整しながら固定します。
右側のドリルの電源は、前に取り付けたコンセントから供給する事により連動します。右側のドリルにも正逆転スイッチがありますので、2台とも同じ方向回転、及び左右別々の回転方向とか設定出来ます。これによりかなり特殊な使い方が出来るようになります。
今回はその内の一つ、「スプリング製造器」をご紹介します。スプリングのメーカーで有名なのは「NHK」です。(放送局ではありません)昔工場見学に行きましたのでやり方はパクリです。
ちょっと見にくいとは思いますが、左右のドリルに6ミリの丸棒をくわえさせています。その丸棒の左の方にピアノ線(スプリングの材料)を止めるための簡単な細工があります。この「ツイン・ボール旋盤」で簡単に作れますので心配いりません。(後日、アタッチメントコーナーで説明します)
いきなり巻いてます。この作業はかなり「危険」な部類に入ります。あとで説明しますので今回はこういうことが出来るとだけ思ってください、左右のドリルチャックで丸棒を固定していますので棒が「暴れる」ことなく安全に作業出来ます。(もちろん左右のドリルは丸棒に対して同じ方向に回転させます)
巻き終わって右側のみはずしたところです。
6ミリの丸棒を使って0.7ミリのピアノ線で作りました。
末端処理をしました。チャックハンドルは大きさの比較用です。
スプリングの末端処理はそれなりのコツが必要ですが、芯径が1.0ミリ以下なら小型マイナスドライバーとラジオペンチで整形するのはたやすいです。1ミリを越えますとかなりヘビーになります。(昔私は現場で芯径8ミリのスプリングの末端処理をしたことがありますが、ある意味命がけでした、工場内で機械を使えば簡単ですが)
今回はここまでです。 2002.8.18記
あっさりと作っているように見えるかもしれませんが、結構苦労しています。成功率1割ぐらいです。失敗するたび全力で次の手を考えています。大体3秒から10日ぐらいかかります。3秒ぐらいで思いついた案は完璧「セコイ」です。下記はその中でも次の手を思いつくのに10分ほどかかった例です。(いじくりまわした結果、廃棄して別のドリルを使った)
今回のドリル1台が白煙をあげて燃えました。原因不明です。単に「寿命」だったのかあるいは「電磁波テロ」か、なんちゃって。(ダークエンジェルおもしろいっす)
次は「旋盤もどき」の使い方です。
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