チョッピリ折り曲げ治具 L2の使い方。 戻る。 トップページに戻る。
2002/5/5
1.5ミリのアルミ板がどうしても見つかりません、仕方がないので2.0ミリでやります。作るのは幅30ミリ、それぞれ 10 30 50 30 10ミリの所で折り曲げた「・・・ブラケット」風の部品です。(各寸法は手持ちのサーボが行方不明の為適当です)
とりあえず30ミリの長細い板に切り出します。
アルミ板切断定規クランプを使いましたが、定規とカッターがあれば
なくても出来ます。でもさすがに2.0ミリにもなると
ちょっと力仕事になります。
(板にはキズ防止のマスキングテープが貼ってあります)
折り曲げ寸法は 10 30 50 30 10ミリですので
合計130ミリにさらに切ります。
当社クランプを使わなくても切れます。
折り曲げ位置に印を付けます。
この台は「墨だし台」です。ベニヤと角材を組み合わせ、
物差しを両面テープで貼り付けています。
製図用の三角定規と合わせて使うと正確な作図が出来ます。
「穴あけヤットコ」を使って先に穴をあけてみました。
どのぐらい狂うか楽しみです。
ここからが実際の折り曲げ作業です。
折り曲げ線に治具の削った面を正確に合わせてボルトで締め付けます。
ボルト穴は板に一番近い所を使用します。
もう一つの治具の削った面をつき合わせます。
右側の板はあて板です。こうしないと右側の治具が密着しません。
(くわえ幅が10ミリしかないため)
ところで少しでも写真写りが良いように塗装しましたが、
サビ止に「車のワックス」をぬった程度の方がいいです。
真横から見るとこうなっています。蝶番みたいでしょう、
このままだと力が入らないので下写真のようにあいている穴に
長ボルトを取り付けます。4本はいりませんでした。
この後、長ボルトに適当なパイプ等を差し込んで
おもむろに曲げます。
クニャッという感じで曲がります。90度にします。
この作業を繰り返します。簡単簡単。
最後にキズ防止用の「マスキングテープ」をはがします。
完成です。
内側はほとんど直角に近い仕上がりでした、あまり圧縮はおきなかったようです。気になる寸法の狂いですが、1片だけ0.8ミリ狂いました。原因は折り曲げ線を書き込むときに横着して「チビた鉛筆」で太い線を引いてしまったことです。穴の位置関係はドンビシャでした。
ここまでは単純内曲げ治具でした、近い内にL3として「逆曲げアタッチメント治具」をご紹介します。ロボット工作がグンと身近になった気がしませんか、それではもし作る場合は十分目に気を付けてください。
L3 ・・・ レベルスリー と読んで下さい。
2002/5/5記
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