6月30日 折り曲げ機実験中。   戻る。

 考えに考え抜いて設計変更しました。例の「食い込み曲げ」があまり意味がないと気づいたのです。(少しはありますけど)それよりも上の押さえ板の方が重要です。幅25ミリから315ミリまで5ミリ幅でセット出来る構造の押さえ板を開発しました。(製品版では500ミリになります)

 一番上が 300ミリ、中段左から 160ミリ 80ミリ 40ミリ 25ミリ 下左から 20ミリ 15ミリ 10ミリ 5ミリです。 

5 10 15 20 25 40 80 160
5 - - - - - - -
10 - - - - - - -
15 - - - - - - -
20 - - - - - - -
25 - - - - - - -
30 - - - - - -
35 - - - - - -
40 - - - - - - -
45 - - - - - -
50 - - - - - -
55 - - - - - -
60 - - - - - -
65 - - - - - -
70 - - - - -
75 - - - - -
80 - - - - - - -
85 - - - - - -
90 - - - - - -
95 - - - - - -
100 - - - - - -
105 - - - - -
120 - - - - - -
125 - - - - -
130 - - - - -
135 - - - - -
140 - - - - -
145 - - - - -
150 - - - -
155 - - - -
160 - - - - - - -
165 - - - - - -

 このような組み合わせで 315ミリまで出来ます。下の写真は 275ミリで組んだ例です。

 下の写真は275ミリで第2段階目(第1段階は左右10ミリで曲げ終わっています)をこれから曲げるところです。

 アルミシャーシにはすでにメーターや電源スイッチの穴があいてます。傷が付かないように全体にマスキングテープを貼り付けています。
 第2段階曲げが終わって、マスキングテープをはがしたところです。はじめて作ったわりには良いできばえだと思います。メーターの丸穴の下場、曲げ位置から2ミリしかありませんでしたが、まずまずの曲がりでした。(ちょっと手を加えた)
 ちょっと実装してみました。可変電源装置です。
 この後、カバーの折り曲げに失敗しました。うっかり厚みを足すのを忘れてしまい、板を無駄にしてしまいました。この手の加工は失敗が許されないのでうっかりは禁物です。
 エレ工房さくらい さんのキット(可変電圧電源キット700円)です。今回これに10ボルト電圧計等々組み合わせて実用的な装置を作ってみます。ケースがでかいのは私こういう工作はじめてなもんで、作りやすいように余裕・・・というのは嘘で、行き当たりばったりの産物です。
 電圧を調整するボリュームの穴をあけるのを忘れていました。電子工作用パネルパンチャーを使えば簡単です。ところでゴムブッシュの穴に至るまで電気ドリル等一切使っておりません、平板から加工が出来ると工作が非常に楽だし楽しいです。

 注: エレ工房さくらい さんのキットでは、電圧調整は半固定ボリュームです。

 ボリューム(Bタイプ) の取り付け穴は6ミリでした、【電子工作用パネルパンチャー】で、バコーンで終了です。ヤスリの必要もありません。
 次はプリント基板です。これも穴をあけるのを忘れていました。基盤に部品を半田付けする前に型紙をとっておきました。テープで底面に固定します。
 【電子工作用ベースパンチャー】で、バコバコバコバコーーンと打ち抜きます。簡単です。切りくずとか一切出ませんしヤスリの必要もありません。
 左側にパワートランジスタ用の穴もあけます。10Wぐらい熱が出る場合があるそうなので、ケース全体を放熱器にしてしまいました(まずいかな?)、シリコングリースを塗ってから取り付けます。
 とりあえず実装は終わりました。あとは全体の配線とカバーの加工です。今材料が無いので完成は少し先になります。かなりスペースに余裕があるので、色々パワーアップしてみたいと思います。

 今回の加工で使用した工具。

 これだけです。電気ドリルも丸鋸もハサミも使用していません。



500ミリで製品版を作るため、部材を発注しました
七月のはじめに材料がそろいます。1号機は中頃です。
全備重量20キロ前後でしょうか。(この手は頑丈に作らないと)

お値段ですが、規格が当初の約2.5倍になってしまいました。(重量3倍)
一台作るのに今のところ二日かかります。
一台税込み16.000円+送料で、お願いします。

 ホームページを開設して九ヶ月たちました。いっぺんにいろいろなことをしてきましたのであまり暇がなく、見やすいページてはないと思っています。7月中に新HPにしたいと思っています。その間、トップページが変わりますがよろしくお願い申し上げます。< >  6/30記


ここからは過去のページ。

 日曜大工センターや、デパートの家庭金物売り場などで販売されているアルミ板などは、縦か横の寸法が30aの物がほとんどです。そこでつくば工房では、折り曲げ機の性能を、30aまで可能なように設定しました、(色々意見を聞きまして500ミリにしました) この寸法は、ホビーとしては少し大きいかなと思いますが、この手の工具は【大は小を兼ねる】ので、(兼ねるように設計した)工作の幅が広がります。

 現在、31aまで可能の2号機(製品版になる予定)の塗装をしています。値段は1万円以下(すいません、無理みたいです6/29) 身になるように頑張っています。性能は、鉄板0.5_・アルミ板2_・ステンレス板0.3_・銅板1_・真鍮板1_程度までなら、楽々です。

 今日試しに 1.6_の鉄板を曲げてみました。結果はアルミ板ほどの直角は出ませんが、まずまずの曲がり方でした、1・2日中に写真を撮ってUPします。

 1号機は、上の押さえがV型でしたが、2号機ではレ型(片刃のような)を採用しました。これは折り曲げ線にあわせやすくする(精密な加工)ためです。性能は変わりません、又、30aほどの折り曲げ機ですから、それなりに頑丈です。(つまり重い)折り曲げ機と言うより
【折り曲げ工場】といった雰囲気です。
          (ここまで5月16日 記)  6/29訂正

途中経過。↓

金属板折り曲げ機、完成しました。         戻る。
試作品ですけど。  2000.5.10

 折り曲げ機、完成いたしました。(試作品ですけど)これは幅22aまで折り曲げることが出来ます。32aでないのはたまたま最初に使ったアングルが、この寸法だったからです。(その辺に転がっていた)
 横から見た図です。手前のリンク機構は、左右の押し上げ台を同時に可動させる機構です。斜めの棒状の物は折り曲げレバーです。パイプが入っています。抜き取ればコンパクトになります。
 反対の横から見た図です。あちこちのキャップスクリューボルト(ネジ)は、色々な調整ネジです。もっとも一度調整すればそんなにいじる必要はありません。
 ちょっと分かりづらいと思いますが、矢印の先端がこの折り曲げ機の命とも言える部分です。全てがこの矢印の部分を中心として回転します。
 今、アルミ板(1_)をセットしました。折り曲げたいケガキ線に沿ってです。
 曲げ始めています。力はほんの少しです。(500グラムぐらい)45度ぐらい曲がったでしょうか。
 だいたい90度ぐらい曲がりました。だいたいと言うのは、材料・厚み等で折り曲げ角度が変わるためです。詳しくは後程UPします。
 意味もなく曲げた1_のアルミ板です。なんて美しい・・・・・・・って大丈夫かぁ。

 折り曲げキズとか全くありません。
 装置を通常分解したところです。通常分解とは普段、工具無しで分解出来る範囲のことで、作業の効率と正確さを維持するための通常の行為です。
 雌型をセットしたところです。この写真では幅13aにしています。
 8a+4a+1aで13aです。分かりやすく少し離しています。
 このような板の組み合わせで、いろいろな幅の折り曲げを実現することが出来ます。勿論単純折り曲げでしたらこんな物はいらないのですが、高度な折り曲げ(私のめざす工作)には絶対必要です。

次回は、この試作機を改良しつつ、工作例をUPします。自信がもてたら製品化します。
お楽しみに。 2000.5.10


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