〔手作り遊星ギア式減速機・量産型〕


円盤は意味ありません。
2003.9.28

 量産出来るように規格化しました。一部構造は煮詰まっていない部分がありますが大体完成です。ところで4対1にこだわる訳は、このモーターの無負荷回転数が12000回転・・・出力の一番高そうな回転が6000回転と勝手に決めつけたとすると、1秒間に 100回転となります。4対1に減速すると「1秒間に25回転」となり、 3*.05ミリのネジの場合 1秒間 12.5ミリ進むことになります。力も 4Kg 程度出るしロボットの関節動力源には「丁度良い」かなーなんて思いまして。

 この他にも別の形を考えていますが、「ニトヲオウモノイットモエズ」になりそうなので、まずこれを完成させます。今のところ 1台約 200円です。(なんと言ってもロボット1体に24個ぐらい必要なのでこれは大きい)

 これが大体一式です。この他にスペーサーとしてパイプ2本必要なのですが、作り忘れてしまったので後ほどです。


大量生産(と言うほどではありませんが)の為の治具類です。


ゼロ号機からなんとか使えるようになりました。今回UPは3号機です。
音も静かになり、振動も減りました。

 3号機製作手順。

 モーターに 2.6*0.4ミリの皿ビスでマウントを取り付けます。このビスは丁度良い長さの物が手に入りにくいので、長めの物から作る必要があります。簡単な切断治具はこちらです。

  

 モーターシャフトに 長さ14ミリに切断した3ミリの真鍮パイプを入れ、ペーストを塗り込み、ヤニ入り糸ハンダを8ミリほど入れて 30W 以上の半田コテで外部から暖め「半田付け」します。その後長さ14ミリに切断した 6.8ミリの「網戸の押さえゴム」をはめて「太陽ギア部」は完成です。


遊星ギア部分です。まだ発展途上です。
左が1号機、右が3号機です。

 ここまで作ってきて、又、別の形態を思いついてしまいました。今回の4対1遊星減速機は製造・組み立て設計図を別紙にて後日まとめる事とし、撮りためた写真のみUPします。



100番の布ヤスリです。
内径20ミリで作るとピッタリです。


 当家では2匹の猫を飼っているのですが、ダッコしていじくり回しているうちに面白いことに気がつきました。後ろ足の付け根(股)をひっつかんで前後に動かすと、膝から下の関節も連動して動くのです。(丁度地面を蹴るような動き)

 関節を動かす筋肉は全て独立していると思ったのですが、ひょっとしたら特殊な「腱」が「あるヤモ」です。そういえば鳥類はあんなに細い足で歩き回っています。どこに筋肉があるのでしょうか?。(ケンタッキーフライドチキンは良く食べるけど)

 猫の跳躍の秘密が分かれば「走るロボット」も夢では無いっ !! 。


2003.9.28

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