〔ビス切断治具〕


2003.9.28

 ネジには色々な太さ・長さの物があります。しかし丁度良いという物が無い場合、長めの物を切断して作る必要があります。ペンチなどで切断すると、ネジ山がつぶれてやっかいです。写真の様な工具が便利です。今回必要な2.6ミリの皿ビスをあちこちのホームセンターで探しましたが、 10ミリ以下はありませんでした、又写真の工具で切断してみたところ、 長さ6ミリになりました。今回 2.6*0.4ミリで長さが4ミリの皿ビスが必要なのです。ちょっと加工すれば良いのですが、専用の切断治具を作ってみようと思います。(簡単だし)


 3ミリの平鉄を長さ120ミリ程度に2本切り出し、端の方に穴をあけます。


でもってボルト・ナットでこんな開き加減で固定します。

 
二枚が重なっている部分に 2.5ミリの貫通穴をあけます。
2.6ミリのビスなのに 2.5ミリの穴なのは後ほど。


 上の板の穴は皿を揉みます。下の板の穴は 4ミリに広げます。
(これやらないと大変使いずらいです)
交点のボルト・ナットを適度に調整します。


あとは実際に切断してみて皿の部分で調整します。

 実はモーターのマウントを取り付ける皿ビスなのでした、ところで「模型用マブチモーター」ではこの手は使えません、すぐに馬鹿ネジになります。(専用のスタンドが必要)この民生用マブチモーターの外郭はメチャ丈夫なので、つぶれたネジ山も再生してしまいます。

 ネジ径は2.6ミリですが、穴あけ中のブレで 2.5ミリが2.6ミリぐらいになってしまうのでこれでいいのです。この手の治具(工具)は普通「タップ」を立てるのですが、2.6*0.4なんて面倒くさいので省略しました。

 

2003.9.28


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