林メカトロ工作支援室
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【絶対正確セレブパンチャー】
(略して 絶セレパンチャー)
2005.10.1 
 10ミリの「ドタマトンカチビット」は前回作りました。今日はその本体と言うか「雌型」を作ります。「絶チルパンチャー」とほとんど同じですが、径が大きくなった分少し大きくなってます。使う工具は「ドリル・サンダー・タップ」、材料は「平鉄・3ミリのビスナット」です。
 
 6*32ミリの平鉄で作りました。長さ 80ミリに2枚切り、重ねて左右と真ん中に2.6ミリで貫通穴をあけます。左端の3個所の穴は 3*0.5ミリタップでネジを切ります。真ん中の写真の板は両端は3ミリ、真ん中は10ミリの穴をあけます。右の写真は「お約束」重ねるときの方向を合わせる印しです。ちょっと溝が深すぎました。

 タップの下穴として 2.6ミリを選んだのは平鉄の厚さが6ミリもあるからです。 2.5ミリでやるとヘタするとタップを折ります。それに使うビスはステンのキャップスクリューなので強度は十分です。(業界ではこのようなやっつけ仕事を「不完全ネジ山」作業と言ってバカにしますがホビーでは現世利益・なんのそのです。だってタップ折るよりいいモン)
 
 長さ 30ミリのキャップスクリューボルト(半ネジタイプ)をドリルにくわえ、サンダーで切断して先端を丸めます。

 (書くの忘れました。真ん中の案内ピンにはナットが一個はまっています。打ち抜き終えたときにビットの先端が下の板に接触しないようにストッパーとして働きます)

両端は平行ピン替わりです。真ん中がビットの案内ピンです。


完成しました。30分ぐらいで出来るでしょう。(塗装とか仕上げは別)


【使ってみます】
 
2ミリ厚のアルミ板です。3ミリの穴をあけ案内ピンにさします。

  
 ビットを案内ピンに入れ、ひっぱたくのですが、今回新しい技(それほどでもないけど)を使います。力半分ほどでひっぱたき、「ビットを90度回して」更にひっぱたき打ち抜きます。この二段打撃により「Vの字カット」した先端で対象物はきれいに打ち抜けるのでは・・・と思ったのです。結果は上々でした。(すぐ離れるのも良い)
 
 変な抜き癖も付かずなかなかの仕上がりです。普通、板に強くビットが挟まって「抜くときに」板を曲げてしまうことがあるんですが、手元で自由に抜くことが出来るのできれいにはずせます。

 これで新型「絶チルパンチャー」と「絶セレパンチャー」が出来ました。名前はその・・・私の趣味なのでなんとでも読んでください、まぁオヤジギャグとでも言いますか いやその。(チルドレンとセレブね)