【ハンダ付けでウオームギヤ製作】
 ちょっと出来の悪い一発目。
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前回はディスクサンダーで溝を切ってウオームギヤを作ったのですが、やっているうちに切断砥石の側面がやせ細って溝の幅が狂ってしまいました。砥石とか丸鋸とか色々探したんですが今一良さそうな物が見あたりません、そこで一時お休みしていました。
手元のスプリング(引きバネ)で遊んでいるうち、「二重に巻き付けてそのあと一本抜いたらウオームギヤにならないかな?」と思ったのです。どうせオモチャだし小学生でも出来そう?というわけで早速真鍮パイプと銅線を買ってきました。 |
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芯になるのは外径8ミリの真鍮パイプです。銅線を巻き付けるのが楽になるようにハンドルと簡単な軸受けを作りました。 |
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準備です。工作ベース300に取り付けましたが勿論万力でもなんでも良いです。ハンダコテは大きめの物を用意しました。銅線は太さ
1.6ミリのムクハリガネです。最近は園芸コーナーにも置いてあります。 |
 端のほうにあけておいた穴に通します。 (溝でも良いと思います)。
 二重に巻いていき、適当なところで一本をほどき、残りの一本をハンダ付けします。
 全体をハンダ付けしたら適当に切ります。真鍮と銅なので簡単です。
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直径8ミリのパイプの内径は7ミリです。写真は「アルミサッシの網戸の押さえゴム」です。一番太い物はご覧の通り
6.8ミリです。これの中心の穴径は2ミリ、3ミリのネジを無理矢理押し込むと「なんか丁度外径7ミリ」ぐらいになります。 |
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だからピッタリの位置にシャフトが出来上がりです。電ドルにくわえて回してみましたが、ブレは感じられませんでした、ところで「ウオーム」と「ホイール」のしっかりかみ合っている歯は【一山半】ぐらいです。だから真ん中辺の山谷をちょこっと整形すれば十分実用になると思うのですがどうでしょう。
ハンダ付けで「ウオームギヤ」を作るなんて「明治・大正時代」の工作みたいですが、なかなか面白いです。ハンダコテではなく「ハンダ曹」を用意して全体を「ジャポッ」と付け、すぐに引き上げて振り回せばきれいな仕上がりになると思います。今度暇なときにやってみます(火傷注意です) |