5月6日(日)
ベンダーブラック30で【平板のあちこちに穴空け実験】A
 厚さ2ミリのスチールスケールでポアロのヒゲみたいな爪を作りました。
 下のスリットも2ミリに広げました(1ミリの厚さの平ワッシャを1枚増やしただけ)。
 レバーも丈夫な構造に作り替えました。
【そしてまたまた失敗】
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1ミリのアルミ板
A1050で実験を始めたんですが、爪と一体化の6ミリのキャップスクリューボルトが中程でねじ切れてしまいました。これには「ゲゲッ」という感じです。爪先には凄い力がかかっていたんですね、下の受けスロットとの整合も狂っていたかもしれません、何より「油を付けるの忘れたッ」まぁ油付けても遅かれ早かれ多分同じ結果になったと思いますけど。 |
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残骸、もう一つ分かりました。受けのスリットですが、爪で切っていくとどうしても「バリ」が出ます。当然バリはスリットの中に入っています。これを板ごと無理矢理取ろうとするとアルミなど簡単に曲がってしまいます。キズも付きます(右写真、裏から撮ってます)。
そんなこんなで又失敗してしまいましたがあんまり落ち込んでいません、なんかこーなる事が分かっていたような 分かっていてやっていたような気がします(頭の片隅で手当というか対策が出来ている感じ、妄想だったりする) |
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5月7日(月)
2度の失敗にもこりず3度目の挑戦 【原点から見直し】
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ベンダーブラック30(BennderBlack30)を使って「平板のどこでも切り抜きアタッチメント」を開発しています。すでに2度失敗しました。最初はお遊びで「ポアロだのジャップ警部のヒゲだの」やっていたんですが、現実は甘くなかった、「缶切り」のような仕掛けでは板がずれてしまったりキズが付いたり爪がそれこそ「歯が立たなかったり」で散々でした、そこで今度は遊びではなくて本気で取り組みます。 |
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まずはスリット台からです。実験していて分かったことですが「カスが挟まります」、当たり前です。しかし問題なのは抜いた板の方にくっついているバリです。このバリがスリットに挟まり簡単には取れません、そこでスリットの片側をゆるめて幅を広げ、抜き取りやすくしました(単に固定ボルトを長くしてツマミを付けただけです。長いボルトが無かったので「高ナット」で延長しています) |
 ゆるめるとこんな具合に広がります(ずれないようにピンが入っています)。
 ベンダーブラック30(BennderBlack30)に取り付けたところです。
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次は「押し板」の改良です。鉄むき出しの為強く押さえるとアルミ等ではキズが付いてしまいます。それから切断には「チップ構造」を使います。大体において「刃物に溶接」なんて愚の骨頂でした、前回までの失敗は安直な手段を取ってしまった当たり前の結果でした。 |
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5月8日(火)
【受け台に防護ゴムを取り付け】
 受け台の下部にアルミアングルをネジ止めし、両面テープでゴム板を張り付けました。 (黄色矢印はなにげに補修)。
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たったこれだけですが2時間以上かかっています。ゴム板が見つからなかったのです。あることは分かっていたので新しく買うことは考えませんでした、しかし最近こういうことが多すぎる、「ボケがはじまったのか?」 [あることは分かってる→場所が分からない] こりゃ最初から無いと認識してたほうが気が楽かも、1時間以上も探しているとだんだん腹が立ってくる。 |
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5月9日(水)
今度こその 【刃物台とガイド・レバー】

まずは20ミリの丸棒に偏芯穴空けと、(これにもノウハウあり)大体の構成確認。
 レバー、これは簡単。
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刃物台、矢印の刃先部分はピースにしようと思ったんですが、抜き取りの力を考えるとやっぱりかなり丈夫にしなければなりません、そこら辺はあとで考えるとしてとりあえず
2×20ミリに抜き取れるかたちにしました。この部分は色々な寸法の物を考えています。 |
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上下方向のガイドです。カンナ台とか調整ネジだとかかなり複雑に考え、そして作ったのですがやっているうちにポイントさえ押さえておけば簡単な構造でも良いことが分かり、こんなに簡単になりました。右ははめたところです。楕円の穴も簡単に作りました。 |
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ベンダーブラック30(BennderBlack30)のパンチアームに乗せてみたところ(まだセット用の穴は空いていない)です。各部仕上げしていないのでかなりグロテスクですが今度こそ上手くいくと良いなぁ。 |
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5月10日(木)
【2度の失敗を経ての完成】
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ベンダーブラック30(BennderBlack30)を使っての「型抜きアタッチメント」(また名前変わったりして)成功です。上手くいくかどうか分からなかったので刃先は厚さ2ミリのスチールスケールで作った物です(薄くなると加工が難しくなるので) |
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押し下げレバーとパンチガイドです。レバーはもう少し折り曲げないと「パンチアーム」等のボルトナットに当たることが分かりました。あとで曲げ直しします。レバーとパンチガイドは「共用」になります。 |
 2×20ミリのパンチとレバー支え軸(これも共用)です。
 今回は忘れずにグリスを塗りました。
 レバーの初期状態と押し下げ状態です。
 試し抜きの準備と作業後です。ベンダーブラック30のクロスしているレバーもポイントです。
(片手でクロスしたレバーを操作し、板を押さえつけながら作業します)。
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アルミが A1050 ということもありますが、ほとんど力を入れたような気がしないうちに型抜き出来ました。 A5052
の実験が楽しみです。 |
 最後の処理、抜きカスの除去です。
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矢印の受け台スリット押さえのボルトを少しゆるめれば簡単にカスを除去出来ます。
まだあちこち改良の部分がありますが、ほぼ最初の目的が達成されたと思います。あとは「1ミリ幅のパンチ」とかこれから研究して作ってみたいと思います。ロボザックのフレームみたいにやたらにあちこち「風穴」が空いているような加工も簡単に出来る予感がしてきました(CNCで抜くのもシンドイような事を手軽に) |
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5月11日(金)〜 |