テクノ情報コーナー (15) 戻る。 トップページに戻る。
初歩の治具シリーズ最終回、方ボスの謎が明らかに(なんちて)
方ボスプーリーと方ボスフランジと長シャフトの加工
いよいよこれで自作の電動工具製作自由自在です。
8/5
こういう物です。方ボス治具と作り方は同じですが、1ミリのアルミ板ではなく0.4ミリの銅板を挟んで中央の10ミリの穴をあけます。つまり今回の隙間は0.4ミリになります。(0.3ミリから0.5ミリの間でかまいません)
理由は、2本の締め付けボルトの位置が中央の10ミリの穴から1ミリしか離れていないからです。これは全体の誤差を少なくする為です。方ボス治具が42ミリに縮まったと考えてください。
今回の加工では内径42ミリ程度のホールソーで抜き取ってしまうことです。10ミリの穴には6ミリの貫通穴をあけた丸棒を埋め込んで、ホールソーのブレを防ぎながら上下から切り込みます。
こんな感じで抜き取れます。分解して各部品のサビやバリを取り、塗装します。これに同じ径のホールソーでベニヤ板を抜き取り、ボルトで固定します。(ベニヤ側の頭は沈めます)
まずは150ミリの切断砥石です。内径は22ミリでしたので、回転させながらノミでベニヤの表面を削ります。(例によってボール盤を横倒しにして作業します)右の小さな円盤は1.6ミリの鉄板を同じくホールソーで抜いた物です。勿論シャフトには6*1.0のタップが切ってあります。
横倒しにしたままのボール盤のチャックにセットしてみました。適当な台をおいて鉄材を試し切断してみました。音も静かで快適に切断出来ます。振動もほとんどありません、カバーとかありませんので目や身体の保護には用注意です。
次は板金用グローバルソー(商品名?)です。これはチップソーで4.000円しました。直径125ミリ・穴径20ミリ・幅1.2ミリです。切断可能材料は、薄鉄板1.0ミリ・トタンやブリキ・アルミサッシ・プラスチック板・塩ビ管・金属サイデイング・薄肉パイプ・アクリル板・・・と書いてあります。電動工具の看板がでているお店で取り寄せてくれます。(BK-125E 株式会社もとゆき)
試しに3.0ミリの不等辺山形アルミアングルを切断してみました。まるで豆腐を切るがごとくあっさり切れてしまいました。耳障りなキンキン音もあまりしません。(家の女房のテレビの音の方がうるさい
!! )
写真では隠れていますが下に台があります。いくらなんでもフリーハンドは超危険ですよ、カバーもないし。
これは「方ボスVプーリー」です。(やっと方ボスが出てきました)市販されていますので別に作る必要も無いのですが、好きな外径・好きなタイプ・好きな内径を探し出したり旋盤で削りだしたりするよりはよっぽど簡単に作れます。これを横倒しのボール盤にセットすれば、昔なつかし鉄工所や農家の脱穀機のようにモーター一個で色々楽しめるというものです。(いつから機械一台にモーター一個付くようになったのでしょうか)
最後に電動丸鋸の重要部品セットです。ピローブロック(軸受け)が見あたらなかったので簡易軸受けを代わりにセットしています。左側の方ボスプーリーはちょっと見づらいのですが、右のチューブ?(名前ど忘れ)ベルト3連装です。理由は丸鋸刃の直径からきています。細いけど3本あればスリップしないでしょう。
ホールソーに付いて少々。
ホールソーは大口径の穴をきれいにあけられる便利な工具ですが、径が大きくなるとやっぱりがっちりした物の方が安心です。今回使用した物は外径46ミリ(4.500円)で、内径41ミリに削れる物でした、普通は外径が問題なのですが、私はもっぱら内径の方を利用しています。
ちょっと時間が無くなってしまったので「長シャフト」の件は後ほどです。
トップページに戻る。 8/5