テクノ情報コーナー (8) センター穴治具を作ろう。 戻る。 トップページに戻る。 |
丸棒のど真ん中に穴をあけるには普通、旋盤を使います。しかしホビーの方で旋盤をお持ちの方はあまりいらっしゃらないと思います。最低でも10万はしますし、(簡易バージョンで6万ぐらいの物があるらしい)そんなに使わないのならもったいない金額でしょう。 それと、旋盤を買いますと、はまってしまって旋盤工を目指してしまうから不思議です。いつの間にか創意工夫を忘れて、一心不乱に車輪とか軸とかプーリー作りに夢中になってしまいます。私は1年ほどハマりました。 |
さて、工作機械としては一番安いボール盤を使って、丸棒のど真ん中に穴をあけることが出来る治具作りです。テクノの(7)の方ボス治具と合わせて使います。 |
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6*25の平鉄です。長さ120ミリ程度に2本切ります。(適当) |
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2枚重ねて、両端に6ミリの穴をあけます。左の方に見える筋は金ノコで印を付けました。上下関係をはっきりさせるためです。 |
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端の方に2ミリの穴をあけてピアノ線を入れています。(2ミリでなくても良いです)上下の板を完璧に合わせるためです。出来れば固定用のボルトの穴は、上が馬鹿穴、下はタップ立てが望ましいです。 |
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下準備が終わりました。両端の棒は先ほどのピアノ線です。丸棒でも釘でもかまいません。 |
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ここからが本番です。 この治具では、まず2枚いっぺんに2.5ミリの穴をあけています。次に分解して下の板だけ10ミリの穴をあけています。(10ミリの丸棒用だから)開け終わったら組み立てます。 |
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前回作った【方ボス治具】に10ミリの丸棒をくわえ、ボール盤にのせます。次に今回の治具を丸棒にかぶせ、2.5ミリのキリでガイド穴にそって穴をあけます。(なんで2.5ミリかと言いますと、この後3*0.5のタップ作業をしようかなーなんて思いまして) |
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丸棒のセンターに穴があきました。 |
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拡大図です。コバが汚いのでセンターに見えないかも知れませんが、かなりの精度でど真ん中にあいてます。 |
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私は写真が下手くそなので見にくくて申し訳ありませんが、10ミリの丸棒に6*1.0のボルトがねじ込まれている写真です。 このような加工作業は、いままでは旋盤がなければ出来ないとおもっていませんでしたか。 |
この治具を使えば、たとえば 3ミリの真鍮丸棒に 2ミリの穴をあけるというような芸当も可能です。別に金属加工・機械工作を奨励しようとは思いませんが、この程度の治具を作っておくと、プリント基板・アクリル・アルミ板等を使った工作を助ける工具・装置が作れます。近いうちにUPします。便利ですよ。 実はこの他に、丸棒横穴あけ治具(仮称)が必要です。
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丸棒横穴あけ治具は次回です。(これも簡単)
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