ウオーム伝道装置、一応作りましたがおすすめ出来ません、理由は後述してますがとにかくめんどくさいです。暇が出来ましたら全自動で勝手に作ってくれるやつを作ってみようと思います。(ラダーチェーンスプロケット作りには一部良いかも)

せっかくなので紹介します。

 
ウオームホイールの歯を刻む工具です。
奥の円盤には6度ずつ60個所の穴があいており、正確に角度を刻みます。

 
これはウオームになる長ネジの溝を深くするための治具です。


完成したウオームギアセットです。60対1です。


3分の長ネジで作ったウオームです。下はウオームホイールになる円盤です。
38ミリのホールソーで1.6ミリの鉄板から抜きました。(真鍮板の方が良かったかも) 


ちょっとモーターも含めて組んでみました。
右側は現品限りショップで80円で買った産業用マブチモーターです。


裏側です。


この台の加工は「折り曲げ君4号」で曲げました。
厚さ1.0ミリのアルミ板ですが正逆曲げの結果、非常に丈夫になりました。(宣伝です) 

これでいったんウオームギアコーナーを終わります。
今回は50パーセントの出来でした、もう少しアイデアを絞ってからもう一度挑戦します。

10/4 記

 理由
・ 60個所も溝切るのめんどくさい。
・ まわしながらウオームの溝切るのめんどくさい。
・ モーター付けて回してみてわかったのですが、60対1では私の考えているスピードではない。
・ 材料が鉄では何となくフィーリングが合わない。(ってなんの事やら)
 以上です。

 次回(暇が出来たら)は、機械便覧にも載っていない(図書館で調べました)画期的な減速装置をご紹介します。といってもオモチャか模型用ですが、風車(屋七が持っているやつ)(笑)で荷物が上がります。(非常にロスが無い方法です。工作コーナーで発表します)


過去のページ。

市販されていない工具の作り方の10回目。   戻る。   トップページに戻る。

ウオームギア製造器の作り方。

 ウオームギア伝動装置とはお分かりと思いますが、このようなものです。

上がウオーム車、(ウオームホイールとも言う) 中がウオーム、
下は比較用のボールペンです。
もっと小さいのもあるかと思いますが、今回手に入れたものは
これでした。(市販品の例として) 


 このギヤを自作しようと思います。旋盤を使ってスパイラルタップにより製作する手もありますが、それはやっぱり「モドキ」です。今回はオモチャとはいえ本格的なウオームギヤを作る工具です。といっても出来てしまえば必要な工具は「万力」と「金ノコ」そしてヤスリぐらいです。


準備として360度の分度器が必要です。

180度の分度器をコピーして上下張り合わせて360度の分度器を作ります。
それを0.5ミリ程度のアルミ板に張り付けます。


 今回とりあえず60対1の減速比を持つ物を作りますので、6度の所で60個所ポンチで印をつけ、2.0ミリの穴をあけておきます。



これが材料です。(ってほんとかい) 
3分の長ネジを使います。一部ウオームになります。木製の円盤は加工中の支えです。
右下の円盤は直径32.56ミリで、ウオーム車になります。(適当)


 さて、どのような工具なのでしょうか、ここでヒント。

 金ノコの(その辺で売っているやつです)胴は0.7ミリです。ノコギリにある「アサリ」の代わりに刃に「ウエーブ」がかかっていまして実際には1.0ミリの幅で溝が切れていきます。このウエーブを削りますと0.9ミリとか0.8ミリとかの溝を掘ることが出来ます。今回3分の長ネジのピッチ1.6ミリの半分の0.8ミリをこの加工した金ノコで切りまして、歯車を作ろうというわけです。旋盤でも出来ますがネジ送りの部品が全てそろっているとしても結構手こずると思います。

 詳しくは次回(10月に入ってから)です。お楽しみに。

 9/27記






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