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【ターンバックル】を自作してみませんか。
プレハブ住宅の柱と柱にエックス型に突っ張っているあれです。ラジコン飛行機の「エルロンやラダー・エレベーターやエンジンスロット」等にも使われている場合があります。最近「ロボット」の一部にも使われだしてきました。用途は勿論「アジャストの微調整」です。
構造は、正向きのネジと逆向きのネジの組み合わせで、通称「バックル」の部分を回転させると、回転方向により両先端が縮んだりのびたりします。その量はネジ山の「ピッチ」によります。(市販の製品の場合)
その構成部品の中で特に「逆ネジ」は特殊工具が無いと製作出来ません、手に入れることは「不可能」ではありませんが、購入はちょっとホビー的にはもったいないような気がします。そこで「メカニズム辞典」に公表されている「チャイニーズウインドラス機構」の亜流で作ってみようと思います。(簡単だし)
あんまり簡単なので製作過程は省略します。下は大きさ比較用のボールペンです。
(今回製作したものは6グラムでした)
まずは「旋盤」を使いました。中央の物は「6ミリのアルミ棒」(とりあえず長さ20ミリです)です。左側が4ミリの0.7ミリタップで、右側が3ミリの0.5ミリタップでネジが切ってあります。その両端にはABS樹脂(なんでも良い)で作った「ロッドエンドモドキ」をねじ込んでいます。この他にも6種類ぐらいの作り方思いつきましたが「目くそ鼻くそ」なのでやめます。
【動作原理】
動作原理・・・というほどの物ではありませんが、この中央の円筒を時計回りに1回転したとしますと、左側の4ミリのネジにより円筒は左に0.7ミリ食い込みます。その時右側の3ミリの方は逆に0.5ミリ排出します。「結果」全体では「0.2ミリ」縮みます、つまり中央の筒を1回転する事に全体は0.2ミリずつ「伸び縮み」します。
ロボットなどのように「コンマなんぼ」の調整にはもってこいではないでしょうか、それから「旋盤」をお持ちでない方の為に「ボール盤」だけで作れる物もアップします。
下の物がそうです。大きさは関係ありません、「ネジとロットエンドモドキ」が長くて大きいだけです。中央の部分はただのABS樹脂板を加工しました。(なんでもいいです)それからナットの位置は特に「押し型」として使うことを前提にしました。
「ショックアブソーバー」とは目的が違います。これはまだアイデアがひらめきません、「空気圧式」ならイメージがわくのですがちょっと大きくなりそう、そのうちに
それよりも「ちょっと面白いアクチェーター」を思いつきました。さっきの「デン」でいくと「1回転で0.2ミリ」ですよね、これって「減速している」事になりませんか?、妄想が瞑想で白昼夢です。
2003.7.5
【資料】 (決して道具自慢をしているわけではありません)
ドリルキリサキって切削する材料によって色々な角度があったみたいですが、最近はどうでも良くなったのでしょうか、たとえば「鉄とアクリル」とかは完璧に違うようですが。(なんか 鉄工・木工兼用とか売ってるし フザケンナヨと私は言いたい)
40年前、電気工事士時代の金属管工事用です。
35年前、オートメ機器を作り始めた頃に購入しました。
(当時はもうハチャメチャ)
25年前にホビー工作用に購入。(一度も使ってない)
5年前に「いらないっ」つってんのに無理矢理買わされた一品。(タップキット)
(私にも弱みがあるのだ、勿論使ってないっ・ムカッ)
【タップとダイスの結論】 (参考意見)
タップとダイスですが、ホビー的には、3ミリから6ミリまでの4種類があれば十分ではないかと思われます。現に私は3ミリと6ミリの2種類しか(ここ10年ほど)使っていません、あとは必要なとき必要な物を買うのが一番かと思います。
3ミリ以下の場合はかなり研究する必要があります。なぜかと言いますと細くなれば当然ネジ山が小さくなります。その場合の「強度」が問題になるからです。自分でネジを切らずに「メーカー製品」に任せた方が良いのではないかと私は考えます。(勿論自信のある方は別です。たとえばNAO様)
これが「すごーくいっぱい」いるんだよネーーーっ、やんなっちゃう。
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