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【ペンチ旋盤作業?】 2003.6.27
左手で3ミリの真鍮丸棒をペンチでつかみ、ダイスでネジを切っていたところ「うっかり握る力」が弱まり、丸棒がやせ細ってしまいました。「しょーがねーなー、やり直しだぁ」てんで新しい丸棒を準備しようとしたんですが、また失敗するかもしれません、「行方不明の丸棒クランプを探した方がいいかな?」なんて考えていたんですが、「それにしてもペンチのギザギザは丈夫だなー」なんて考え出して「いっちょうテストしてみるかー」なんて脱線しました。
まずドリルチャックに3ミリの真鍮丸棒(長さ適当)をくわえ込み、適当にスペーサーをはめて削り長さを調整し、ペンチのギザギザのところで軽く握ってドリルを回転させてみました。
ショリショリ(こんな音はしません)という感じで簡単に細くなってしまいました。仕上がりもまずまずです。段差の部分も結構直角出ているようです。角ヤスリ処理をすれば完璧っぽいです。
スペーサーなんかでは正確な削りが出来ませんので、10ミリのステン丸棒でカラーを作ってみました。これ旋盤使っていません、電気ドリルとサンダーとタップと布ヤスリだけで作りました。旋盤もっていない人の為を思ってです。(えらそうにスミマセン)
調子に乗って3ミリの鉄丸棒でやってみました。なんと !! 真鍮の2倍以上の速度で削れてしまいました。これにはちょっとビックリです。ペンチのギザギザ上下1組の相性が良いのでしょうか、とにかく3ミリぐらいだったら旋盤より安全に切削出来るような気がします。(勿論仕上がり等は比べ物になりませんが)
またまた調子に乗って3ミリの鉄丸棒と厚めのトタン板ではめ殺しのボックスを作ってみました。ものすごく丈夫です。アルミ板では実現出来ないギアボックスといったところでしょうか。
更に調子に乗って6ミリの鉄(ちょっと鋼入り)丸棒をペンチで削ってみました。旋盤だと準備とかで時間食いますが、この方式だと「あっ」という間です。大型ペンチなら10ミリ丸棒でも削れるかもです。
これで又工作のレベルが上がりましたね、いや下がったのかな?、メカトロ工作のお役に立てるでしょうか。(仕事に戻らなくては)
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