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 2003.5.18

 追加説明

 【制作目的】
 アルミ板・トタン板・真鍮板等にバリ等の無い綺麗な穴を「正確な位置にあける」・・・というのが目的ですが、もう一つあります。「平ワッシャ」です。平ワッシャの目的は普通はボルト・ナットの締め付け時の補強ですが、「絶縁ワッシャ」とか「仕切ワッシャ」という物があります。

 こういうのは寸法が規格外ですので自作する必要があります。たとえば「マブチモーターの軸方向のガタ」をなくすための平ワッシャは「内径2ミリ・外形3ミリ」の平ワッシャが必要です。それから「陸軍ターミナル」という無線関係ではおなじみ?の部品があります。シャーシから絶縁されている必要がある部品ですが、このような工作に必要な絶縁ワッシャを簡単に作れると便利です。(等々、簡単には作れない物の加工が可能に)

 【原理】 (というほどの物ではありませんが)

 基本的にただの打ち抜きパンチャーです。しかし今までに無い機能(機能と言えるかどうかわかりませんが)があります。まずプリンターであけたい位置関係をプリントします。この時「6ミリの穴」でしたら「0.2ミリの線を選び、5.8ミリの円」を書きます。(花子の場合・CADソフトなら適当に)つまり少し小さい円にします。(この辺どうにも説明面倒くさいのです。やってみればわかります)

 板にプリントアウトした紙を貼り付け、本体の間に差し入れて目的の穴位置に合わせます。この時「ルーペ」が必要です。位置を合わせるときはすり鉢状になっている方で合わせます。そして「ノブボルト」で固定します。この合わせ方次第で精度が確定されます。

 あとはひっくり返してガイド穴にビットを入れ、打ち抜くだけです。ビットの先端形状とかその他ノウハウは色々研究する価値があります。

 ところで、組み立てに必要な「タダの穴」にはこのような工法・工具は必要ありません、従来通り「センターポンチ」でクボミを作り、ドリルキリサキであければ良いのです。「どうしても失敗したくない重要な穴」のみにこの工具を使います。ギアボックスも自作可能になります。(一発で)


2003.5.17


 メカトロ工作必須アイテム【メカ工作メタルパンチャー】です。どうってない構造ですがアイデアは40年以上前からありました。今、ここに完成しました。小中学校時代にどうしても欲しい工具でした、私は今60才直前でアイデアも枯れ、手元にあってもあまり役に立ちません、これがあの頃あったなら・・・と思います。

 ところで構造ですが、全然大したことないのです。全ての要素を取り入れ、簡略した結果こういう形になりました。友人の元旋盤工に見せても「だからなんだっ」と言っております。「わかっちゃいねーなぁ」と私は思います。

 どんなことが出来るかと言いますと、「かなり正確な穴あけ」が出来ます。それから「ワッシャ」とか・・・説明イヤです。考えてみてください、凄いんだから。

 ところでこれ「必須」です。頭にかぶるルーペです。ミクロン単位の加工をする場合、「それ」が見えてなくては話しになりません、ノギスの合わせた線の更に10分の1を見るには「裸眼」では無理です。

 これが1セットになります。ちょっと欲張って 1.6 2.0 2.5 3.0 4.0 5.0 6.0 7.0 8.0 9.0 10.0ミリを作ってしまいましたが勿論こんなに作る必要はありません。

 

 こちらが「裏側」です。位置を決める側です。見やすいように少し大きめな穴をあけ、あわせやすくしています。


こんな感じです。

 これは10ミリをあけた例です。



 でもって「こんなのつくってらんねーや」の方の為に夏頃には提供出来るよう頑張ります。でも「電気ドリル・ベビーサンダー・移動万力(台付き万力)」があれば製作出来ます。

 しかしこのページをご覧の皆様「ラッキー」ですよ、私が総力をあげて支援しますから・・・なんちゃって。



2003.5.17 記