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ヤッシロの
メカトロ工作研究所

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2.24 ちょっと加筆
【超初心者用手作り電動ドリル】  2003.2.23  電動ドリルと言えるかどうかわかりませんが?。
【鉛筆ドリルと手握りドリル】      2003.2.21 超超から超初心者へレベルアップの一発目。
【工作超超初心者の必須アイテム】   2003.2.20 全くゼロからのスタート。


2003.2.23

 【超初心者用手作り電動ドリル】

 「手作り電動ドリル」なんていうと御大層ですが、マブチモーターのシャフトに直接キリサキを付けただけです。「えぇーっ、マブチモーターでぇ」とか言われそうです。確かに「模型用マブチモーター」の280あたりでは使い物になりません、しかし「民生用」(自動車の、とか)になりますと話は違ってきます。

 現品.comさんから(電子部品の少し下にあります)購入した「FK-280SA」を使います。10個以上買うと1個79円です。(やっ安いっ)12V用ですので大きさの割には強力です。シャフト握って通電すると回転を止められません。(火傷の可能性あり)


上が3ミリ用で下が2ミリです。

 作り方ですが、2ミリの方は「爪楊枝」を5本28ミリぐらいに切っておきます。モーターシャフトとキリサキの根本に「両面テープ」を一巻き張り付けます。そして薪を束ねるみたいに配置して「エナメル線」でグルグル巻きにします。(おしまい)

 3ミリの方はちょっとした工夫が必要です。日曜大工センター等で3ミリの「真鍮パイプ」を購入します。パイプの内径は「公称」2.0ミリとなっていますが、実測したところ「1.95ミリ」でした、したがって2ミリのモーターシャフトに「たたき込む」ことが出来ます。あとは2ミリのと同じ行程です。(この辺が「超超初心者のノギス」の効用が !! )

 作りが雑なのは、私の工作の腕が悪いからです。アイデア出すのは得意なんですが、手先が不器用なもんでご勘弁下さい。

 さて、いろんな物に2ミリと3ミリの穴をあけてみました。(2ミリと3ミリでは当然3ミリの方が時間がかかります)実際に役に立つかどうかの実践です。

0.5ミリアルミ板 6秒
1.0ミリアルミ板 15秒
2.0ミリアルミ板 30秒
プリント基板 4秒
3ミリアクリル板 5秒
5ミリのABS樹脂 5秒 (たもちん様から資料としていただきました)
4ミリベニヤ板 1秒
10ミリの角材 4秒

 といったところでした、勿論多少コツがいります。貫通寸前に力を緩めないと食い込んで止まってしまいます。ふわっと力を抜くと快適に貫通します。ちょっと驚いたのはABS樹脂で、さっさとあけないと溶けてしまう事がわかりました。 

 

 もう一つ、10ミリの角材ですが、非常に綺麗な穴があきます。この写真はその辺に転がっていた木材なのでその状況が良くわからないと思いますが、貫通時ありがちな割れも出にくいです。(これは裏側です)

 費用は、 モーター90円 キリサキ1本170円 両面テープと爪楊枝1円ぐらい エナメル線5円ぐらいで合計266円ぐらいでしょうか。

 電源ですけど、12V1Aぐらい必要です。スタンドでもらってきた車のバッテリーや、トランスで落として整流した物、乾電池8個直列、ドライヤーか電気コンロとダイオード1個、同じモーターを8個直列にしてダイオードかブリッジ整流し家庭用コンセント、(感電注意)とかとか創意工夫してくださりませ。  


 書くの忘れました。半田鏝なくても直接リード線を繋いで実験出来ます。まだ遊びですから、でもキリサキは「本気」です。油断して怪我等にご注意下さい、特に目の安全を。

 なお、私はアイデアを提供(アイデアといえるかっ)するだけです。スイッチを付けるなり、持ちやすい取っ手を付けたり台に固定するとか、キリサキを縮めるとか少し減速するとかは皆様どうぞ、ところで4分の1ぐらいに減速すると完璧に実用になります。超初心者から初心者にレベルUPしましたら、「その辺にある物」で作れる減速機(同軸)をご紹介します。(2.24 加筆)

 「こんなの出来た」とかありましたら是非出品してくださりませ、宜しくお願いいたします。

              2003.2.23 記



2003.2.21

 【鉛筆ドリルと手握りドリル】

 【鉛筆ドリル】の作り方はこちらを参照してください。

 【手握りドリル】
 
 3ミリの鉛筆ドリルを使って「6ミリの木工用」ドリルを作ります。最終的には 3ミリ 6ミリ 10ミリ の木工用ドリル(手回し)を作ります。工作用に使うのではなく、超初心者用必須アイテムを作るのが目的です。(もっと使いやすい「ラチエット付きハンドル」が市販されてます)

 このキリサキは「電池ドリル」用の木工キリサキです。とりあえず6ミリです。このキリサキの頭に手回し用のステーを付けただけです。キリサキは1本600円しました。このようなアタッチメントは色々な種類が売られていますし、ドリルに付ければなんて事ないのですが、とにかく安くて安全です。発展させればアルミ板にあけた穴のバリ取り器にもなります。

 

 説明するのも恥ずかしい構造です。頭が六角なのでスリップしません。

 2枚の木片に鉛筆ドリルで穴をあけ、ビスで止めるだけです。(あーーー恥ずかしい)

 でもって意味もなくあけたのがこれです。これから先 3ミリ 6ミリ 10ミリ の穴を多用した治具工具作りを(木工部分)やりますので必須です。電動工具にはない味があります。


 とりあえず今日はここまでです。 2003.2.21 記




2003.2.20

【工作超超初心者の必須アイテム】

 昔は技術者の必須アイテムは「計算尺」でした、胸ポケットとか尻ポケットに必ずいれていたものです。私も使い方も知らずにもっていました。あとなんていいましたっけ断面が三角の「定規」、今は「電卓」と「メジャー」ですね。(折り尺も?)

 ところで「メカトロニクス工作」を始めるにあたり、一番最初に必要なのは「ノギス」だと思います。私は小学生にも始めから持たせるべきだと思います。原理なんかどうでも「使い方」がわかれば良いのです。まず「物の寸法」を正確に計れなければ話になりません、小学校で工作・・・とかいう授業がありますが、あれは「工作」ではなく「創作」ではないかと私は思います。(一種の芸術じゃーないかな)(独断と偏見と知ったかぶりでぇーす)

 そんなわけで、ノリとかハサミではなくて「ノギス」を一番最初に買ってくださいませ、ホームセンターなどで2.000円から3.000円ぐらいで買えます。いろんな種類がありますが、最初はノーマルな物にしてください、小学生にもです。爪楊枝とかストローとか鉛筆の直径がわかるようになるのが工作道の第一歩です。

 こんなのです。150ミリ程度まで測れるやつが良いかと思います。メカトロニクス工作では最低0.1ミリまで測れなければダメです。芸術作品を作るのではなく「正確な作品」を作れなければ。 (ノギスは20分の1ミリまで測れます。あと山勘でその半分)

 そしてそして暇のあり次第、そこら辺のものを片っ端から測定してみましょう、長さは勿論 直径 内径 深さ の測定、又あまり良い方法ではありませんが寸法記入や円を書く等色々な使い方があります。武器にもなったりして。(持って外出しても多分つかまらない)

 メカトロ工作超超初心者入門のページはこれでおしまいです。1ヶ月は寸法測りに没頭してください、紙の厚さなどミクロン単位で測れるようになりましょう、(マイクロメーターには負けますが)そうしているうちに何かがつかめてきます。(多分・・・ ですけど)

 

 


 

後日追加するかもです。 2003.2.20 記