〔ラターチェーンスプロケットの自作〕

(XYZテーブル・その1)

XYZテーブルを自作するための第一難関、(大したことないけど)
ボス無しスプロケットを作ります。

2003.10.28

 自動工作機械を作るにはどうしても「XYZテーブル」が必要です。旋盤・フライス盤等は「カンナ台」という直線がしっかり出ている(鋳物製)部分をスライドする機構で動かすようになっています。最近自作が流行っている三次元切削マシンは、「中古プリンター」のヘッド駆動部分のシャフトを使ったり、引き出し等に使われている「スライドベアリング」(通称スライダー)を使用しているのが多いようです。オリジナルマインドさんで「一軸ステージ」として販売されています。(もの凄・精密)

 私も将来は購入して作ってみたいと思っていますが、今はその前の段階の装置(もっと簡単な物)なので、その辺の物で間に合わせようと思います。

 ラダーチェーンとは?。

 最近は「タイミングベルト駆動」が多くなったためあまり見かけなくなってきましたが、少し前まではプリンターの紙送りローラーとか、小動力の伝達に結構使われていました。ホームセンターでも「装飾用の鎖」として売られている場合もあります。(購入先・こちら)  (きちんと確認してからリンクします)


 このような物です。みたことがあるのではないかと思います。

 大きさは2種類ぐらいあるようですが、よく見かけるのは梯子の太さ 0.9ミリの物です。 30センチの物差しに沿わせて間隔を測りましたら 4.7741ミリでした。

 CAD等持っていませんのでなんとかお絵かきソフトで 20Pの物を印刷し、2ミリのアルミ板に張り付けてポンチ作業をしました。その後穴あけし、少し大きめに切り抜いて三角ヤスリで適当に成形しました。とりあえず2個必要(Y軸用)です。(全てが完成すれば手で作る必要が無くなります。最初の1台は仕方ない)

 なんとか外れない感じの物が出来ました。昔は既製品を使っていたのですが、ホビーとなったからにはできる物(出来そうな物?)は自作せねば !! 。

 どんなテーブルが出来るか?。

 実は「直線スライド機構と微動送り」の合体技で、超簡単構造を思いついたんです。まあ昔からある方法ですけど全て自作・・・というのはあまり無いと思います。ところで「Z軸」は最近JR駅のホームに設置してあるエレベーターからヒントを得ました。名付けて「四軸昇降装置」です。前回の「箱入りサンダー装置」を乗せます。お楽しみに。(その前にもう少し精度良く作らないと)

 プリンターで印刷し、アルミ板に張り付けてポンチング、ドリルで穴あけしてからヤスリ仕上げしたんですが、こんな作り方は今回の2個だけにする必要があります。全く精度が出ませんでした、(慎重に作業したんですが)フリーハンドの穴あけは誤差の出まくりです。


2003.10.28 30


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