ちょっとお遊び。


〔ビックリ箱用スプリング作り〕
2003.9.2

 びっくり箱用スプリングなんてどこで買っていいかわかりません、(探せばあるんでしょうけど)ちょっと頼まれたので前回作った「多機能手回し装置」で作ってみました。

 巻き付けるシャフトが必要です。キーレスチャックは10ミリまでしかくわえられませんのでこの写真の様な物を作ります。木製です。まず15ミリの丸棒の両端に10ミリの穴をあけ、10ミリの丸棒を木工ボンドをつけて挿入します。チャックにくわえる方に「ピアノ線」を引っかける為と完全結合用に3ミリの穴を貫通させ、ビスで固定します。

 これが仕掛けです。スプリング作りは一発勝負なのでしっかり準備しないと失敗します。まずピアノ線の束が「キンクとかくぐり」が発生しないようにします。下の方の角材(適当)がそうです。次ぎに皮手袋は必須です。それから巻いている最中に均一な力と位置をキープしなければなりません、中央のでかい角材を台として手を保持します。

 巻き終わったので写真が撮れました。途中で休むとできあがりの形が崩れます。ところでこれからもちょっと大変です。手を離す時注意しないとケガします。(皮手していても跳ね返りが当たると結構痛い)この写真の様に左側に十分余裕が無いとこんがらかってしまいます。実はこのシャフトは3本目です。(そんなことも分からなかった)


はずしたあと、引っ張って押しバネにします。

 大きさ比較用の鉛筆と一緒に撮りました。15ミリの木の丸棒を使って巻いたところ、仕上がりは約30ミリになりました。この比率は「シャフトの太さやピアノ線の太さ、材質」によってかなり変わります。

 仕上がりですが、「手巻き」できれいに作るのにはやはり経験が必要のようです。ま、遊びならこんな物でしょう、今回0.7ミリのピアノ線でしたが、びっくり箱用には1.0ミリぐらいが良さそうです。



2003.9.2


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