〔スプリング製造器〕
ピアノ線を使って色々なコイルスプリングを作ります。
押しバネ・引きバネ・・・色々。
最近はどこのホームセンターでも色々な太さのピアノ線が売られています。それらを使って自由自在にコイルスプリングを自作しましょう、とりあえず3ミリ・4ミリ・5ミリの3種類のパイプ(丸棒可)に巻き付けて作る方法です。
そろそろ工具も増えてきたので、少しカッコイイ(ホントに少しだけ)治具にします。まず「つまみ」の取り付けネジ頭を沈める為、37ミリぐらいに切った「ラミン丸棒」の頭を木工錐で5ミリほどさらいます。
次ぎに3ミリのモーター付きドリル?(前に作った奴・モミギリでも可)で貫通穴をあけます。
でもって10ミリ角の木材に取り付けます。
ウーム、まだ曲がっています。(大した問題じゃない)
3ミリは良いとして4ミリと5ミリのキリサキ工具はまだ作っていませんので、まず下穴を今まで作った工具で穴をあけておき、写真のように4ミリや5ミリのキリサキをペンチで挟んでこじりながら穴を大きくします。
電気屋さんで 1.2ミリか 1.6ミリのFケーブルの半端物をもらってきて被覆を剥がし、銅線を取り出します。
真鍮パイプ(真鍮棒)を角材に差し込み、銅線で適当に巻き付け、半田付けします。、
上から3ミリ、4ミリ、5ミリです。
しっかりと半田付けします。
反対側の軸受けを作ります。
ただの角材にそれぞれ穴をあけただけです。
使い方ですが、ステーをそれぞれ万力に挟みます。写真撮るの忘れましたが巻きはじめのところに、先端を引っかける為のフックを半田付けしてあります。ピアノ線が見あたらないのでこの写真では 0.33ミリのエナメル線を 200回ほど巻きました。次回にピアノ線を使ったコイルスプリング各種をUPします。
今日買にいったらこの2種類しか売っていませんでした。
作業自体はとても簡単です。
巻き終わった状態です。
2種類の太さ、3種類の径の違いです。
末端処理をして12種類のバネが出来ました。
しかし腕が落ちた。
これは失敗です。巻いているときにうっかり重なってしまいました。こうなったら修復不可能です。切断の時、ちょっとケガしてしまいました。この手の作業・皮手袋必須です。皆様十分お気をつけ下さい。
このスプリング製造器ですけど、次回やる「ガバナ式速度制御」にどうしても「押しバネ」が必要なのでこれを作りました。この他にも役に立ちそうです。末端処理にはある程度熟練が必要になります。すぐコツがわかると思いますけど。
半田コテですが、IC用ではちょっと熱量がたりません、電子回路用はお持ちと思いますが、電気回路及び板金工作用として25W以上の「半田コテを1本」是非ご用意下さい。(出来れば 60Wぐらいの)
2003.8.27