〔ピニオンギア?製作〕


遊びです。どうしても一度やってみたかった方法です。
2003.11.12
(日にち間違えました)

 今進行中の「歯車切削盤」が完成すれば、このような工法はする必要が無いのですが、昔から一度やってみたかったのでちょっとやってみました。半田付けによるピニオンギア?製作です。?が付いているのは「ピニオン」という意味が私にはよく分からないからです。(よく使ってますけど)

 

 1.5ミリのアルミ針金と 1.6ミリの銅の針金を使います。ホームセンターの園芸コーナーから買ってきました。ほかに 6ミリの真鍮丸棒が必要です。まず針金を10センチぐらいに8本ずつ( 8P なので)切断し、適当な板でゴロゴロして真っ直ぐにします。(両方 1.6ミリでやりたかったのですが、売っていなかったので仕方なく異形です)


 

 6ミリの丸棒に両面テープの糊だけ3回転ぐらい巻き付けて太さ 6.6ミリぐらいにします。それからアルミ針金と銅針金を交互に張り付けて16本束にします。( 6.6ミリという寸法は内接円の直径です。私は計算方法を知らないのでお絵かきで実測しました。どなたか教えて下さい)

 
 両面テープの糊を付けたあたりを結束します。先端は適当に切りそろえます。

 

 6ミリの真鍮丸棒の中心に深さ15ミリぐらい穴をあけます。それから 0.3ミリぐらいの銅板でリングを作ります。直径が 6.6ミリになればどんな方法でも良いです。

 
 真鍮丸棒にあけた穴を竹かなんかでふさぎます。そしてペーストを付けます。とにかく付けまくります。

 

 中程を軽く結束したあと、製品となる部分に両面テープを3回ほど巻き付けます。余計なところにハンダがのらないようにするためです。(両面テープで無くても良いです)そしてきつく結束します。(熱伝導が良いのでアルミ針金が良いかと思います)

 これは「簡易半田漕」です。30年以上前に使っていました。電工やっていた頃です。もっとカッコイイ物ありましたけど「使えれば良い」と愛用していました。今日30数年ぶりに火が入りました。(単にハンダを溶かしているだけ、ステンレスの灰皿とガスコンロでOKです)

 

 溶けた頃を見計らって「ジャポッ」と入れます。天ぷらではありませんが、ペーストの「ジュクジュク」する音が無くなるまで浸けておきます。(ハンダが浸透するまで)ここで重大なミスに気がつきましたが後ほど。

 

 天ぷらみたいですけど、揚げ終わったら冷えるのを待ってアルミ棒のみ取り去ります。ハンダが付かないので(普通は)簡単に取れます。

 ちょっとハショッちゃいましたが、金ノコで切断し、少しヤスリ掛けしたのがこれです。光の加減で形がずれているように見えますがきれいな形になってます。

 どの手度のトルクまで持つかわかりませんが、思ったよりしっかりしています。大きさ的にモーター軸のピニオンとしてはちょっと使えないと思いますが、二段目・三段目はOKかと(ファイナルはダメっぽい)思います。

 ところでこれっ、最初に両面テープで止めたところですが、以外としっかりしています。「タガ」とかハメれば実用になるかも?です。それから「全体」に「ハンダメッキ」をしておけばもっと良い結果になったかも・です。



2003.11.12

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 重大なミス・・・というのを書き忘れました。単に「ハンダメッキ」をしておけば良かった、というだけです。ちゃんとヤスリ掛けしてハンダメッキしておけばもっとしっかりした製品になったと思います。やっぱり「下準備」は大事ですね。(実は40年ぐらい前に鉛で歯車を作ろうとしたことがありました。表面張力の力で挫折しましたけど)

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