〔自作ピニオンギアモドキ製作顛末記〕
2003.10.7
遊星歯車減速機の二段目太陽ギアが「網戸の押さえゴム」の為、スリップして(当たり前)しょうがないのでなんとかしなくてはと思っているのですがゴムではどう考えてもダメっぽいです。そこで真鍮丸棒から作れないか試してみました。
まず「16分割盤」を作りました。ベニヤ板です。小さい円は「片ボス」です。シャフトは6ミリです。
電ドル盤にセットし、分割固定部分を追加します。ただ横から3ミリのビスを分割穴に突っ込むだけです。16分割の理由は「6.8ミリの網戸の押さえゴムのギザギザ」を数えたら16個だったからです。
今回の主役と言うか部品です。「スライドベアリング」又は「スライダー」とかいって、引き出しとかに使われている物です。「オリジナルマインド」さんで購入出来ます。
これは失敗でした。
最初、旋盤のようにバイトで横に切削しようとしたのですがトラブル発生 !! 、電気ドリルってものすごくガタがあるのを思い知らされました。(単に使い込んでガタがきたのか?)1ミリはゆうにずれます。大失敗。
そこで表記のもう一台の電気ドリルです。スライドベアリングに乗せて軸方向に動くようにしました。次ぎに真鍮は鉄より柔らかいだろうと思って適当な平鉄でいい加減なカッターを作ってみました。焼きも入れていません。
でもって出来たのが「大笑い」のこれ !! 、「正16面体」みたい、原因はいい加減なカッターと電ドルのガタです。そこでプラスチックでやってみようと思ったのですが、丁度良い太さの丸棒が見あたりません、(直径7ミリ)しょうがないので「ダボ」という「棚」の押さえ(木製)で試してみました。
ピニオンギアには見えませんが、
網戸の押さえゴムそっくりなのが出来ました。
でもってめでたく二段目の太陽ギアです。叩き込みには独自の工夫がありますので「手」回し程度ならビクともしません、(木なのにです。それにゴムより強い)その辺は次回のステッピングモーターを使った「半自動製造機」で。(手でやるのはかったるくてやってらんない)
2003.10.7
_