〔仮設3ミリ電動ドリル〕  2003.8.18    ほとんどおもちゃですけど、そこそこ使えます。

 このモーター直結では2ミリまでがなんとかです。減速すればもう少し大きなドリルがOKかなと思いまして試してみました。減速するといってもまだ大した工具・道具がありませんので、今までやってきた「カッターナイフ」その他でやっていきます。

 

 手作りサークルカッターです。今回は直径22ミリと30ミリの円盤を作ります。右の写真、真鍮釘の頭が写っています。わかりやすいようにまだカットしていません、刃がずれないための仕掛けです。


 今回の仕掛けです。中心は3ミリのビスです。これで薄いベニヤから円盤を切り抜きます。


 早速前回作ったドリルが役に立っています。

 
こんな感じで切り抜きます。

 新たな発見をしました。下に台が無くても「空中で切り抜くことが出来る」事を発見しました。軸に3ミリのネジを使ったことのようです。つまり回転していくとネジのピッチ(0.5ミリ)で食い込んでいくことがわかりました。これって最高。

 でもって直径22ミリが2枚、30ミリが4枚出来ました。ところで今まで書いていることは「過去に経験したこと」ではなく「現在進行形」ですのでそこんとこヨロシクです。


 ここからが本題です。

 こういうのを作ります。まずモーターの軸には「アルミサッシの網戸の押さえゴム」をはめています。そして4ミリの真鍮パイプにガムテープを適当に巻き付け、結束バンドで固定しています。先ほど切り出した円盤はボンドを付け、簡単な「プーリー」にしています。


 さて、プーリーには前にやった「スラストベアリングもどき」加工をします。

 でもって適当な板に取り付け、モーターをセットしました。摩擦伝道の形になりましたのでちょっとテスト運転をしてみました。勿論このままでは話しになりませんが、動きの確認です。


もう一つのプーリーで「テンション」を作ります。

 
 そして取り付けます。右の写真は「プーリー」に輪ゴムをかけたところです。


モーターを間に入れます。

 これで一応完成です。これは「摩擦車」と「プーリー伝道」の合体技です。双方の短所を補い、長所を高める方法です。面倒くさいので説明は割愛します。多分本にはのっていません、皆様お考え下さい。

 下の木は厚さ30ミリです。仮設ドリルとして使用してみました。貫通に6秒ほどかかりました。各部の精度が今一なので振動があります。減速比は7対1程度でしょうか、ちょっと減速しすぎかもしれません。

 これでアルミ板は勿論プリント基板の穴あけなども可能になりました。次はアルミ板の簡単切断・簡単折り曲げに行きます。
 

 「ツインバイススタンド」が無いと出来ませんよ。



2003.8.18