〔電ドル盤・旋盤モード〕
合いの手旋盤改め「電ドル盤旋盤モード」です。
2003.9.16
動力は取り外し可能にして「ハンディ電気ドリル」として使いたかったのですが、「電池インパクトドリルドライバー」用のドリルチャックがあまりにも精度が低いので仕方なく電気ドリルを固定してしまいました。もったいないようですがこれはこれでかなりの使い方が出来ますので、初級工作には超おすすめです。旋盤をお持ちの方にもこの「電ドル盤」は色々と変化しますのでおすすめします。(写真右はこれで作った2ミリの同軸接続器です。この手の部品名ド忘れしてしまいました。)
前に作った「合いの手旋盤」の左の方のフラットバーを切り取ります。そして電気ドリルを固定するための仕掛けを取り付けます。この辺のところは「電気ドリル」の種類により色々な方法が考えられます。
私の場合、チャックのすぐそばの部分が円筒形だったので板をくりぬき、ボルトで締め付ける方法にしました。ちょっと失敗、板の背が高くなってしまいました。旋盤モードでは問題ありませんが、切断機モードの時は制約が付いてしまいます。
ドリルの後ろは握りの後ろにクボミを作り、先を尖らせたボルトで支えているだけです。
右側のセンタードリルやキリサキを保持するチャックは「合いの手旋盤」の時の台をそのまま使いました。左のチャックはかなり精度が高くないとまずいのですが、右側はそれほどでもないので大丈夫です。(いい加減なテストの時、2ミリぐらいずれていたのに丸棒のど真ん中に穴があいたのには驚いた、マジ)(ツーッと真ん中に寄っていった)
「芯押し機構」?です。本物の旋盤ではネジ送りになっていますが、このような「リンク機構」も実機であります。(早押しリンクレバー?と言っていたのを鉄工所で聞いたことがあるような)特にあとでやりますが「タップ作業」の場合はこの機構の方が優れています。(逆にネジ送りだとまずい)
一発目にこういう物を作ってみました。内径2ミリの同軸接続器(カップリング)です。黒いのは「ホーローセット」です。ちょっと位置がずれているのはご愛敬です。後でやりますが治具を作ればきれいな穴位置にあけることが出来るようになります。(今回見た目が悪いだけで、十分役目は果たしています)
左に真鍮丸棒、右にセンタードリルをくわえてセンター穴をあけます。
次ぎに2ミリのキリサキに取り替えて貫通穴をあけます。このあと取り外して2.5ミリの横穴をあけ、タップを立てます。(前に作った「手動回転装置」を使います)
真鍮丸棒を使ったのは適当な鉄丸棒が無かったからです。切断機モードをやってから鉄の加工にも入ります。(金ノコで鉄切るのいやでしょ)
ナットは大きさ比較用です。
たとえばこのようにマブチモーター2台を連結したりするのに使えます。(一例)
今回製作した「電ドル盤」はこの他に木工旋盤になったり丸鋸盤・切断機等にも変化します。ただの電気ドリルとしてよりも「万能」と言っても良いくらい使い道があります。旋盤ですとタタミの部屋ではちょっと使うのがはばかれますが、これなら大丈夫でしょう、横にした「ボール盤」と言えなくも無いです。(その場合は加工物が移動)
使い方は順番にUPします。
2003.9.16
書くの忘れました。右側の芯押し台はまだ締め付け機構を作っていないので、その都度タッピングビスで丁度良い位置に固定しました。その為本体板は穴だらけです。