〔箱入りディスクサンダー〕


ディスクサンダーを箱に入れます。
使い方は見てください。
2003.10.27

 電動工具に「ディスクサンダー」(ベビーサンダーとも言います)があります。元々は重量鉄骨の建設現場で「サビ」を落としたり「溶接後の仕上げ」をしたり「コンクリートの表面仕上げ」をしたりする物でしたが、色々な回転砥石やその他が出来てホビーの世界にも浸透してきました。(オマケに安い !! ワゴンセールで 2850円てーの見たことある)

 
一例です。

 100V 510Wぐらいが多いようです。大きさの割にはハイパワーですので「危険な電動工具」の一つです。なんと言っても 12000回転ぐらいまわるので「ジャイロ効果」が感じられるぐらいです。取り付ける砥石類は100種類ぐらいあるかもしれません、そのぐらい使い道があるのですがとにかく「やかましくて」「危なくて」「パワー」があります。そこで「速度制御」して「箱に入れて」おとなしくさせて使いやすくしてみようと思います。

  

 セットの仕方は「右?向き」「上向き」「下向き」の3方向を考えています。今回は単体で使用しますが近い将来に自動機械の一部に組み込もうかなと考えていますので。


この向きは危険なので使いません。

 箱の材料ですが、「コンパネ」という建築現場で良く使われる12ミリの一番安いベニヤ板にしました。ディスクサンダーの形状はメーカーにより様々ですのでそれに合わせて寸取りします。


 こんな感じです。穴は冷却風の通路です。

 
 ガタは緩やかなクサビで固定します。

単体での使い方色々。(絶対に防護メガネは着装してください)

 まずは 100ミリの切断砥石を取り付け、鉄などの切断モードです。これは正規の使い方ですので速度制御せずに使います。今 3*19 フラットバーを切断しています。(勿論速度制御すれば、それなり静かになります)


 多羽根ディスクに取り替えました。 2ミリのアルミ板の角を丸めています。

 注 箱は双頭万力台のアゴに固定しています。


このすばらしい仕上がりを見てください。

 180ミリの切断砥石を取り付けようとしています。本来は 100ミリ以上の物は取り付けられないように「穴径」が定められています。無理矢理「糸ハンダ」で芯を出そうとしています。(暇なときにカラーを作らなくては)

 こんな大きな物を取り付けた時は「絶対に速度を落とさないと危険です」 「周速度4300メートル/分以下」と決められていますので「半分の 6000回転以下」にする必要があります。今回は溶接機用のバッテリー48Vで実験しました。他にも速度を落とす方法は沢山ありますのでご研究下さい。


スリットを入れた台(天盤)を固定します。


 4ミリのアクリル板を切断しています。幅は 900ミリあります。電動丸鋸等いりませんね。

 次は木材用丸鋸です。薄くてうまく固定出来ないので前述の100ミリの切断砥石と一緒に取り付けています。中心穴は 20ミリなので、又姑息な手段を使っています。


 位置は全く前と同じなので、天盤はそのまま使えます。


 そこら辺にあった中途半端なベニヤ板を切っています。
(凄い切れ味 !! )

 これはバッテリーからプラグに変換するコンセントです。このぐらいしっかり作っておかないとショートさせてしまって危なくてしょうがないです。(私だけかも)


上向き。

 これは飛沫が横に飛んでなかなか使いよいです。センターポンチを研いでいます。この他「バリ」を取ったり鉛筆削ったり色々使い道があります。


(なんかラクガキしたくなった)

 「箱入りサンダー娘」(娘じゃなくて棺桶?)いかがだったでしょうか、実は今回の工作はこういう使い方ではなくて、「ラダーチェィンスプロケット」の自動製作機を作る為の前準備だったのです。ついでだから「付加価値」を付けたのでした、でも完成したら結構便利、今回の工作は木工工作オンリーなので簡単です。(タダの箱作るだけ)多少工作ライフのご参考になれば・です。


2003.10.27


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くどいようですが防護メガネは絶対かけてくださいね。


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2003.11.14

 ご質問いただきましたので追加いたします。箱入りサンダーの箱の中での固定方法です。実にくだらないんですが、ゆるいクサビを軽く打ち込んでいるだけです。


 いやどうもお恥ずかしい、ぎりぎりに作った箱の隙間に適当なクサビを打ち込んでいるだけです。あまりきついと箱が壊れますのでそこそこです。

 
 うすーーーい板で適当に隙間を埋めているだけです。

 私のモットーは超手抜きです。そこんとこヨロシクです。