BennderBlack30の本格的アタッチメント
【ガイド付き押さえベース】

林メカトロ工作研究室

 ベンダーブラック30(BennderBlack30)を折り曲げ機能だけでなく色々な金属板の加工機として使うため、アタッチメントとして「ガイド付き押さえベース」を作ります。これ自体は加工する板を押さえるだけですが、この押さえベースに更に追加部品として色々なアタッチメントを取り付けることにより「ベロ製作カッター」「ベロ穴パンチャー」「丸穴パンチャー」「角穴パンチャー」「紙の裁断機」等々様々な機械に変身させます。

 構成は押さえ板(パンチアームに取り付けるもの) 6×90×300ミリの平鉄と 6×32×300ミリの平鉄の上部を鈍角の刃物状にした物及びそれの固定用金具少々です。


 厚さ6ミリ、幅300ミリの押さえ板と受けです。受けの上面は鈍角の刃物になってます。受けの左右の柱のような物は「ふれ止め」です。押し下げた時、「ツラ」と「ツラ」がピッタリ合うようにです。

 
合体させるとこうなります。スライドリングのボルトが当たってしまいました。押さえ板を少し切り欠きます。

 またまた失敗、中心のオフセットを忘れてしまい、はまらなくなってしまいました。土台のアングルの造り直しです。

作り直ししました。
 
左がなにも考えずに均等に作った物、右がセンターを意識して作った物です。


で、こうなりました。写真の関係で横にして撮ってます。

 
開いたところと押さえたところ、
押し棒がクロスになっているのは均等に押し下げるためと片手で操作するためです。

 下の受けが持ち上がらないようにサブフレームのボルトで制限しています。固定している訳ではありません、矢印のようにねじ込んでおき、上げるときアングルが引っかかって台全体がとどまるようにします(固定すると別の問題が発生します。結構重要なポイントです)

 ところで実際に金属板を挟んでみたところ不都合を発見しました。受けを鈍角にしているために力を加えると水平に保持しません、そこで裏側にアングル台を追加しました。

 
薄いトタン板を挟んでみたところの裏表です。
(パンチアームが裏表になっているのにも意味があります)。

 このように水平に保持出来るようになりました。次はこの「ベースアタッチメント」に取り付けるアタッチメント類です


もう一枚押し板を作りました。真ん中に6ミリのスリットがある板です。

 パンチホルダーにセットしたところです。このスリットの可動範囲以内なら、板のどこでも加工出来るようにです。まだわかりませんが「7セグメントの角穴」「スライドボリュームのスリット」「コーナーシャー的切断」「ベロ・ベロ溝加工」「切り興し下地」等々夢のような工作機械(工具?)が出来ると思います。出来るかな?、なんか焦る(2007.5.2 記)


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