林メカトロ工作支援室
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工作ベース300を使った
【簡単ベロ溝打ち抜きアタッチメント】
2005.10.30
 二足歩行ロボットを作っていらっしゃる皆さんのホームページを見ていると、関心はサーボのトルクと制御、それから全体の重さのようです。特に組み立てている「ビスとかナット」の重さもバカにならないようです。

 そこで昔のブリキのオモチャのように「ベロとベロ溝」です。ベロはよいとして問題はベロ溝です。前に万能工作台(工作ベース300と変更)でやりましたが、あの時よりも更に簡単な方法を思いつきました。「ベロ溝加工アタッチメント」です。なんと「スライドボリューム」の溝にも対応出来るっぽい。

打ち抜いているところ、上の方は金槌です。
3ミリほど隙間があいてます。そこに差し入れます。

 上が(無くても良いのですが)台とボルトです。中が平鉄で作ったコの字型の「ビット案内板」、(なんと表現したらよいか分からない)そして1ミリ厚のスチールスケールで作ったビットです。幅4ミリから25ミリまで作ってみました。

工作ベース300(万能工作台改め)の上に取り付けるビット案内板です。
(万能工作台の手作りは別ページを参照下さい)


25ミリの幅広ビットをサンダーで削っています。
(打ち抜きやすい形にしているつもり)

 赤矢印が「あると便利かなぁ?」と取り付けた台です。(位置を合わせるのによいかなと思って)黄色矢印は1ミリのスペーサーです。打ち抜きビットの厚みに合わせます。白矢印がビット案内板です。ビットをこの板にピッタリ押しつけて金槌で打撃するとスペーサーで広げてある「下の受け」にピッタリはまりこむので、きれいに1ミリの幅で打ち抜けるわけです。
 
幅6ミリのビットで一発撃ち抜いたところ。

 なんか材料もったいないので(目的が無いので)工作用紙に適当に打ち抜きました。コの字型に入る範囲であればどこでも打ち抜けます。又向きも自由です。
 映画スターウオーズの「ボバ・フェット」やダイの大冒険の「ヒュンケル」がかぶっているマスクのようなT字型打ち抜きや、電子回路で7セグメントの角穴、(の、下地穴)スライドボリュームの直線穴など、「ベロ穴」以外にも色々使い道がありそうです。(平板・という条件が付きます)

 使い方もこれ以上簡単に出来ないぐらい単純です。オマケに位置決めが超簡単、昔の少年誌のオマケでよくやった組み立て模型にも応用出来そうです。ロボットの軽量化に役立てようと考案しましたが、立体模型とかにも役立ちそうです。

 個人的には「トリビアの泉」のあの「七分咲きッ」とかタモリさんがやってるスイッチのあの溝を作りたい、あの手の形のスイッチはナゾの研究室の必須アイテムです。(鉄人28号とか鉄腕アトムにもいっぱい出てくる)



 今回「1ミリ厚のスチールスケール」で打ち抜きビットを作りましたが、金ノコの刃(厚さ 0.7ミリぐらい、メーカーにより 0.8ミリ?)でビットを作れば、プリント基板にも溝を抜けますので「シールドケース」なども簡単に取り付け可能になります。










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