林メカトロ工作支援室
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自動車のワイパーモーターで
【アルミ材の縁仕上げその他研磨・錆び取りディスクグラインダー】


ただひたすら分解切断してしまった自動車用ワイパーモーター。

取りあえず固定。

 サーボモーターの替わりにならないかなぁと思い、いじくりだしたワイパーモーター、1台だけでやっていればよいものをなぜか10台も分解してしまいました。(それだけ面白かったのかもしれない、と・言うか新しい発見が多々あった)またまたゴミを大量に作り出してしまった・・・とは思いたくないので、何とか再利用します。

 右は60番の多羽根ディスクです。元々はベビーサンダーに取り付けてステンレスの研磨等に使う物ですが、私の直感が「丁度良い」とささやいている。

 バンドソーとか糸鋸盤等で切り出したアルミ板の縁を仕上げるのに最適なグラインダーが出来ると思います。 DC12Vだからシガレットライターから電源取れるし音は静かだし力もまぁまぁだしトランスで落として整流しても良いし何だったら乾電池でもOKです。(災害時停電してても車さえあれば使える)(なにに?)

 

 モーター直結のウオームギヤは実測直径 9.5ミリでした、一方多羽根ディスクの中心にはネジが切ってあり、 15ミリのフランジと言うか取り付け溝があります。(15ミリというのはベビーサンダーに取り付ける事を意味します)この異端児同士をいかに「合体」させるかが今回のポイントです。旋盤とか溶接は使わずに木片かベニヤ板でやります。この工作を「危険だ !! 」とお感じの方は・・・ウームやっぱり危険かなぁ、私的には「どーってこと無い」日常茶飯事なんですが。

 
ベニヤ板でモーターマウントを作ります。(適当)

 ワイパーモーターがしっかり固定されました。ここから軸の加工が始まります。やっぱり回転する物は危険ですからこの辺のところはおろそかには出来ません。
2005.8.24


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【アルミ材の縁仕上げその他研磨・錆び取りディスクグラインダー】

  
サンドイッチ構造でボスというかフランジを作ります。
(出来るだけ丈夫な木で)

  

 切断砥石で余分な部分を切り落とし、側面を研磨します。中央付近が出っ張っていると具合が悪いので、平面・少なくとも引っ込んでいる状態まで削ります。

 

 新たな板を仮止めし、回転させて円をケガキます。その後取り外し、ケガいた線に沿って適当に切り取ります。その後木工ボンド等を塗って本取り付けします。

  

 木工旋盤ゴッコをします。モーターの力が弱いので気長にやります。(5分ぐらいかかると思う)中央付近は当然15ミリだけ残します。(1ミリぐらい)その後多羽根ディスクをタッピングビスで取り付けます。右の写真は試しにノミの錆びを落としています。あっという間に終わります。

 これは2ミリのアルミ板の角を落とし、今回の手製グラインダーで研磨した物です。非常に美しい仕上がりです。音も静かでこれなら深夜でも大丈夫だと思います。

 完成、この後防塵カバーの先端に透明アクリルを追加する予定です。ところでこの程度のグラインダー(弱い)だったらワイパーモーターでなくとも、たとえば「扇風機」のいらなくなった奴とかでも作れます。掃除機は止めた方が良いです。前に作ったことがありますが「正直ビビリました」。

2005.8.25