【 L の補強】
(えるのほきょう)
3ミリシャフトの簡単な軸受けです。トタン板です。このままだとちょっとペナペナなので「棚のL金具」のような補強加工をします。 |
アングルを適当な長さに切り、中央付近に溝を作ります。幅は好みによりますが5ミリ以上はあった方が良いです。平鉄も2枚適当に切り、片側を45度程度削り落とします。そして中程にアングルと同じような溝を掘ります。2枚ともやると便利なのですが面倒なのではしょりました。あと適当な釘を1本使います。 |
先ほどのL金具をアングルの中央にあてがい、平鉄をのせてクランププライヤー等で固定します。そして溝のあるあたり(見えない)に釘をあてがいます。 |
釘はプライヤーなどで持った方が安全です。でもってひっぱたきます。
終わり。 これは 0.7ミリぐらいのトタン板ですが、アルミ板ならもっと簡単です。折り曲げたところの補強に如何でしょうか、1ミリのアルミ板でもこの加工をすると「驚くような」強度を発揮します。「肉抜き法」で曲げたところなどには特にお勧めです。 後で分かったのですが、平鉄は2枚とも溝を付けておかないと、ちょっとふくらむ事が分かりました。やっぱり手を抜いてはいけないですね。 |
本日の子ネタ
2005.8.19
【片支持軸の構造の例】
回転軸の固定方法は最低でも2個所必要です。(ベアリングによっては一個所でも可)ラジコンサーボモーターのホーンは今までは片方しか出ていなかったため現在のロボットブームでは「まず反対側の軸受け製作から」と、言うことで「ブラケット作り」が最初の工作でした、最近では両方から軸が出ているサーボモーターもあるようです。 で、自作スラストベアリングをやっている最中に思いついた方法をご披露します。(大したことないけど) |
今までの保持の仕方。
今までの回転を伝えるだけならなんの問題もありませんでした。
今回は長ネジの先端のブレを出来るだけ押さえようと思います。
片方だけ鋼球保持部を大きくしました。(スミマセン、ただそれだけ)
鋼球の保持部分が広がったので、長ネジが安定しました。
これが本来の目的です。関節駆動の長ネジ送りをするには、円弧運動と直線運動のリンクが必要です。シャフト(長ネジ)の両端を保持していたのではこのリンク部分がシャフトの保持部分にぶつかりそうです。そこでその部分が当たらないように保持部分をなくしたのがこれです。次回以降にその理由がはっきりします。(元々はZ軸の昇降装置として考えた物です。例の箱入りサンダーを動かす為の物でした、そちらも後でやります) |
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本日の小技 そこら辺の物で
【厚紙・段ボール・ベニヤ板の円切り工作】
2005.8.22
私のロボット工作には円盤が必須なのでそのうち「円切りカッター」でも作ろうかと思っていたのですが、なんか面倒くさくなってきたのでそこら辺の物で(私の場合の)チャチャっとやることにしました。 |
使う材料と工具ですが、メインは下にある木工で板等を挟んでおく工具です。名前忘れましたけど見たことあると思います。そのままだと「でかい円」(たとえば段ボールで花笠用の円を切るとか)には良いのですが、小さい円には振り回すのが大変なので、少し短く切りました。 後は台になる板・カッターナイフ・クランププライヤー・アングル小片とビスナットです。 |
矢印の蝶ボルトはどこで止めても蝶部分が棒に平行になるようにします。
(ボルトの先端を削って調整する)
適当なアングルに必要な穴径のボルトを取り付けます。
10ミリほど出します。穴の位置は縁から18ミリぐらいでしょうか。
アングルをクランププライヤーで棒に固定します。
固定する位置は切り出そうとする半径に合わせます。
さて、ここから少し危ないのですが、カッターナイフを取り付けます。
刃の出し具合は切り取る材料によります。
黒矢印は切り取ろうとするベニヤ板(厚さ 2.5ミリ)です。台にあけておいた穴に順ぐりにさしていきます。 作業ですが、片手で板全体を押さえ、もう片方でカッター側を円弧運動で切っていきます。手前まで引いたら今度は全体を戻します。そしてこの作業を繰り返せばきれいに切り取ることが出来ます。 |
完了です。
今回は下に台を置いて作業しましたが、フリーハンドで段ボール箱に円を抜くのも簡単です。カッターの刃だけは十分注意して下さい、切り終わったらさっさと分解する事をお勧めします。 |