万能工作台に「X軸方向 300ミリ、Y軸方向 40ミリ」のテーブルを取り付けます。
これは「ピニオンラック」のラックギヤのような物を作りたくて始めたのですが、升のような「組み木細工」にも使えるし、ベロ加工時の直線切削(インナー)にも使えます。最初は木工でやろうと思っていたのですが丁度良い木材が無く、買いに行くのも面倒なので鉄工でやってしまいました。そうしたらだんだん支援とはほど遠い内容になってしまいました。どうもすみません。
本来大した力がかかりませんので構成部品は「木工」で十分です。今回は「こんな使い方もある・・・」という程度に見て下さい。
林メカトロ工作支援室
【トップページへ】
万能工作台
使い道そのL 平行移動(X軸)
万能工作台に「引き出し用のスライダー」を取り付けます。これはホームセンターで2本一組で 800円の引き出し用スライドベアリングです。値段的にあまり期待持てなかったのですがやっぱりひどい物(機能的に)でした、でも使い方によっては何とかなるかなと思いまして工作します。 |
ひどい写真で申し訳ないです。スライドベアリングを2本並べて万能工作台に固定しました。2個同時に使えばかなり精度が出ると思ったからです。 |
幅 1600ミリあります。これで「有効幅 300ミリ」ですから完璧設計ミスですが、ほかに代替え案が浮かばないのでこのまま続けます。なにをやるのかと言いますと「直線切削」です。丸鋸・電動糸鋸盤・帯鋸盤・ジグソー等々代替え法は多々あるのですが、私はこだわる。(これらの電動工具・ジグでは出来ない・・と言うか無理な加工をやりたい) 私の考えているのは「重切削」です。重切削とは軽くない・・・つまり危ないと。 |
林メカトロ工作支援室
【トップページへ】
万能工作台
使い道そのL 平行移動(X・Y軸)
いゃあ「スライダー」(スライドベアリング)って既存のあいている穴で取り付けようとすると結構ムズイです。仕方がないので機能的に問題が無いところに穴をあけました。そしてドライバーが入るように少し大きめの穴もあけます。 |
これはY軸用のスライダー(スライドベアリング)です。幅 100ミリです。有効移動距離は 50ミリぐらいでしょうか、このY軸は 10ミリ程度動けば良いのでまったく問題ありません。 |
なんだかくらめの写真だし、機能的につまんないし申し訳ないです。しかし工作やってるとこんな事もあります。作っている内にだんだん暗く重たくなりました。 |
これで一応土台は完成しました。(やっぱり木材でやれば良かった)左右(X方向)に 300ミリ、前後(Y方向)に 40ミリ動きます。このままではただの移動する台ですからこれから(明日)手動の送り装置を取り付けます。 これが完成しますと板金による部品作りが非常に楽になると考えられます。丸鋸・帯鋸・ジグソー・糸鋸などでやると面倒くさかったり危なかったり出来なかったりする加工が可能になります。完成が楽しみです。 |
万能工作台
使い道そのL 平行移動テーブル(X・Y軸)完成
幅 1600ミリありますので、全体の写真はこれだけです。
完成いたしました。あり合わせの部品で作ったので「有効幅 300ミリ」の割には大きな物になってしまいました。4.000円ぐらいのスライドベアリング(Wスライダー)を購入出来れば「幅 700ミリ」程度で作ることが出来ると思います。 |
手作りスラストベアリングを使った X軸送りと Y軸送り部分です。 Y軸には機械部品に使うスライドベアリングを使用したのでW送りの必要は無かったのですが、前に作った「ラダーチェーンスプロケット」の出来映えをテストしてみたくてW送りとしました。テストは上々です。 |
この装置で何か削る前に「まず自分自身」を切削しなければなりません、「作業テーブルのエッジの切削」です。作業テーブルの先端を切断砥石を取り付けた箱入りサンダーで切削します。一工程0.05ミリぐらいの食い込みでゆっくり5往復させました。結果的に 0.5ミリ程度切削したと思います。矢印の光っているところがそうです。エッジはかなり立ってます。 |
それではテスト切削
2ミリのアルミ板です。ノコで切ったので縁がギザギザです。
このギザギザを無くして直線にしようと思います。
このアルミ板をセットし、切削します。矢印のところが切削先端です。
切削終わり、なんだか前と変わらないようですがバリのせいです。
バリをカッターで切り取りました。ちょっとうっかりして「切断砥石」のまま切削してしまいました。アルミ板を切削するには「非鉄金属用」のノコ刃を使います。(サッシ屋さんが使っている奴のサンダー用)そうすればバリは出ません。 この装置の使い道は、「アルミ板切断モード」では不可能な3ミリ以下の切断(工作しているとそんな事があるかも)がしたくて考案した物です。その他にもピニオンラックの「ラックギヤ」や、「ベロ加工」、「櫛形切削」「食い込み直線切削」等々ロボットの部品作りにかなり活躍するのではと思っております。そういった使い方は「その時になった時」にUPしようと思います。(その時っていつだ) |
読み返してみて説明はヘタだし写真はヘボイし分かりにくいと自分でも思ってしまいました。しかし全体的にはそれほどたいそうなことをしているわけではありませんので適当に補填してくださいませ。 |