万能工作台とドリルチャックでスプリングを製造する。 


林メカトロ工作支援室
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万能工作台
使い道そのJ ドリルチャックと組んでスプリング製造モード】

 ピアノ線です。日曜大工センター(ホームセンター)で買ってきました。誰が何のために買うのか今一分からないんですが、針金コーナーには必ず置いてます。太さは 0.3ミリ程度(#30)ぐらいから 0.9ミリ程度(#20)まで6種類あるいはそれ以上置いてあります。

 このピアノ線で「コイルスプリング」を自作しようと思います。材質的に市販されているスプリングより性能は落ちますが、ホビー的には十分だと考えます。それに「線の太さ」「コイルの直径」「コイルの長さ」等自在に作れますから相当ポイント高いです。基本的に「引きバネ」ですが同じ手法で「押しバネ」も作れます。万能工作台とドリルチャックで加工します。

 
まず目的のピアノ線の先端を90度に適当に曲げ、
チャックの爪の間に差し入れます。(チャックには心棒をセットしておきます)

 
でもってグルグル巻いてくだけ、手で持っているピアノ線の微妙な角度に注目です。
(汚ネー手袋で撮っちまった)


チョッピリノウハウあるんですがやってみれば分かります。

 ピアノ線は同じ太さで「心棒」を 3 4 5 6ミリと取り替えて巻いてみました。この4種類だけでもピアノ線の太さを変えれば思い通りの強さのスプリングを作ることが出来ます。

  

 末端処理ですが、これはもう練習しかありません、まぁ1ミリ以下のピアノ線だったらケガの心配もないでしょう、ただ「ピアノ線を切る」時は目に注意して下さい。(どこかにすっ飛びます)(危険)(太さ10ミリで直径160ミリのバネ作っているときはマジ命の危険があった)

 右端の写真は押しバネです。手抜きで作ったのでちょっとみっともないです。押しバネは引きバネをつくってから引っ張って作る方法と、巻いてる時に間隔をあけて作る方法とあります。間隔をあけて作った方が性能は良いです。(多分)
2005.7.12

 オマケ
 ピアノ線ではなく「針金」とか「エナメル線」でコイルを作ると素材的に面白いと思います。「ロボタン?」の手足もこんな物だったような。(昔、直径30センチのダクトを作って冷気を隣の工場に送ったことがある、蛇腹みたいなものを大型旋盤で)