【ボール盤を使って正確なパンチャー作業】
ボール盤のチャック上げ下げ構造を利用してパンチャーとして使います。構造上3ミリ程度までしか使えませんが、センターポンチ作業などいりませんのでボール盤をお持ちの方は一度お試し下さい。
林メカトロ工作支援室
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パイロットキャップによる
【位置合わせボール盤パンチャー】
またまたまたパンチャーネタでスミマセン。
前にボール盤のチャック上げ下げ機能を使ったパンチャーをやりました。あの時はただ「ポコポコ」あけるだけだったのですが、今朝・待合室でぼーーーっと待っているときに簡単な治具で正確な位置にパンチする方法を思いつきました。ボール盤お持ちの方は是非お試し下さい、(華奢な奴ではダメです。) |
前にやったときはこのように大きめなナットに穴をあけた物でした。
あけたキリサキそのものの頭を平らに削り、Uの字に削り・・・。
そのままUの字に削った部分を下にしてチャックに取り付け、ポックンポックンあける物でした、ただし位置決めは目視によらざるを得ないので「正確な位置・・・」はちょっとあやふやでした。 |
ここからが位置合わせのアイデア部分です。
まずパンチャーの雌型をナットではなくアングル(適当)にします。穴をあけ、前と同じようにポックンポックン空くか確認します。 さて、治具を作るには旋盤を使えば簡単なのですが、持っていない方のためにハンダ付けで作る方法をUPします。持っている方は簡単に作っちゃって下さい、キャップを作るだけです。この後アングルを使った意味が明らかに。(ナンチテ) |
3ミリの真鍮丸棒の先端を円錐に削り、7ミリぐらいに切断します。そしてペーストを塗ってから4ミリの真鍮パイプに入れ、ハンダ付けします。全体を16ミリ(適当)ぐらいに切り、ヤスリ仕上げします。 |
こういうのを作ります。
「パイロットキャップ治具」とでも呼びますか。
使い方
打ち抜きビットにこの「パイロットキャップ治具」をはめ、先端を十字線に合わせます。白矢印はクランプです。このように固定するために「アングル」にしたわけです。後はキャップをはずして「ズコッ」と打ち抜きます。 |
普通の卓上用ボール盤だと3ミリぐらいしか(やり方によるけど)打ち抜けませんが、センターポンチの必要もなく削りクズも出ず、正確な位置に穴が空きますので「ボール盤」お持ちの方は是非お試し下さい。 |