【位置合わせパンチャー】製作のページ。
位置合わせパンチャーとは打ち抜く円の中心にセンターポンチ等で軽くクボミを穿っておき、指針を合わせてからガイド部をセットして正確な位置にパンチ作業を行うという物です。このパンチャーの良さはパンチ作業さえ正確なら、必ずそこを中心として穴あけ作業が出きるという点です。
【位置合わせパンチャー】
うーん またもやパンチャーネタ、でも多分最強 !! 。
2005.6.24
まずは土台となるパンチャー部分の製作から始めます。ちょっとアイデアが最終段階まで描ききれないので時間節約のため(作り直しが予想されるので)溶接を使わせていただきます。かたちが決まればネジ止めで十分作れるはずです。 |
今回のパンチャーは蝶番式でないとマズイのでこのような形。
閉じたときは2ミリの隙間があります。
林メカトロ工作支援室
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蝶番部分の加工
蝶番部分ですが、建築用などの蝶番はガタが多くて使えません、そこで「ネジはめあい結合」という方法を使います。写真のように蝶番になる部分を一緒に穴あけして「ダップたて」をおこないます。ここで使うボルトは 6*1.0ミリです。 90°開くと 0.25ミリ横に動きますので写真のように 0.3ミリの銅板を挟んでタップたてをします。組み立ての時取り外します。(片側だけです。理由はネジ山の関係) |
90°開いているところです。矢印のボルトは加工(穴あけ)する板を挟む部分がいつも同じ位置(2ミリ)になるようにするストッパーです。(先端は円弧運動するため、一定に固定する) |
とりあえずパンチャー部完成、10ミリの穴をあけました。端の方になっているのは「将来色々な径の穴があけられるようにしようかな」という意味合いがあったのですが、ちょっと端すぎました。 |
試し抜き、OK。
失敗。
(その後、次々と失敗したので削除)
真ん中の写真が位置合わせの針です。
(失敗の原因はシャフトが細かった為です)
違う角度から。
一応完成しました。あちこち不満があるので出来は40%ぐらいでしょうか、パーセンテージが上がらなかったのは作っている最中に欲が出てきて「あんな事もこんな事も」なんて余計な事を考えたからです。目的を一つにしぼって(たとえば10ミリ専用、とか)作ればとっくに完成していたはずです。 今日は疲れたのでテストは後日にさせていただきます。 2005.6.26 |
調整のしづらさが最強になってしまいました。なにしろ8個所のボルトを穴がかわるたびに調整しなければなりません、昨夜は一晩中悪夢にうなされてしまいました。しかし明け方に一筋の光が・・・。 |
【9H位置合わせパンチャー】
と改名します。2005.6.28
もっと簡単で正確な方法を思いついたので改造します。パンチャー本体はそのまま使えますので切り離しました。 |
これが新たに作りました「位置合わせ用」のセパレート部品です。電気ドリルとベビーサンダーで作りました。 |
まずこのようにパンチャーの下の穴に合わせます。
でもってちょこっと持ち上げ、ポンチを打っておいた板を入れて合わせます。
その後「位置合わせ」を持ち上げ、ポンチの上部を降ろし、ビットを入れます。
で、ひっぱたくと。
違う使い方ですが、
このようにあらかじめ小さな穴をあけたところに合わせて更に大きなビットで抜くと、
こんな具合に「異形ワッシャー」が出来ます。
これは私がやっている「スラストベアリング構造」には不可欠な「内径3ミリ、外径10ミリ」のトタン板製異形ワッシャーなのです。元々は私の作った「逆ビットパンチャー」で作っていましたが、これで簡単に作れるようになりました。 途中からご覧の方にはちょっと分からない部分があると思います。又「9H位置決め・・・」にも違和感があるとは思いますがご勘弁下さい、なにしろ今日は蒸し暑くて・・・。 2005.6.28 |