ベロ・ベロ結合でブラケット作り
前に「ベロ・ベロ溝結合」というのをやりましたが、ベロ溝無しで出来ないか(簡単になるから)試してみました。かなり使えそうです。特に厚いアルミ板でボックスなど作るときに「曲げ誤差が出ない」という利点があります。欠点は曲げ部分がベロ結合のため「側面補強」が必要な点です。
林メカトロ工作支援室
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【ベロ・ベロ結合でブラケット作り】
(ブラケットというよりBOXかな?)
2005.7.5
前に「ベロ・ベロ溝結合」でブラケットというかボックスを作りました。あの時は「ベロ溝加工」の紹介だったのですが、今回ベロだけで組み合わせる例をやります。工作台とか無い人は「ハンドニブラ」があれば(無くても良いけど)出来ます。 |
まずは切り出します。そして雄型と雌型溝を切ります。ハンドニブラを持っていない方は慎重にカッターナイフでキズを付け、折り切ります。万能工作台を使えば簡単にあっという間です。 |
後はアングル小片を裏に当てて金槌でゆっくり叩いてベロを曲げれば完成です。なお、これは目的が無い部品なので穴とかあけていません。 |
完成。
板金加工と従来言っていた内容は本来「トタン板」をひっぱたいて「屋根」を葺いたり「流しまわり」を囲ったり「ダクト工事」をさしていました。ロボット関係の「サーボモーターブラケット製作」はどちらかというと「板金」ではなく「プレス」の世界ではないかと思うのですがどうでしょう。 ですから曲げる部分の厚みや材質・形状などにより、「先に穴をあけておくと狂ってしまう・・・」という状態に陥りやすい訳です。そこで今回の「ベロ・ベロ加工」は如何でしょう、行程上「内・内寸法」に加工中誤差が発生しません。(伸びたり縮んだりしないから) |
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