林メカトロ工作研究室
(サーボの手作りで二足歩行を !! )

2006.10.10   
【手動ジグソー盤】
2006.10.12


例によって名前付けるのに一苦労。
 ベニヤ製のスプロケットを作るにあたり、手軽にチョッピリ切断する事が出来る装置が欲しくなりました。電動工具を使わない奴です。使い方は後日としてとりあえず作ります。鉄で作れば30分ぐらいで出来るのですが今回は小学生の皆さんでも作れるようにベニヤ板だけで作ります。



 ノコ刃はカッターナイフに取り付けられる写真のような物をとりあえず使います。ホームセンター等で購入出来ます。切れ味はすばらしいんですが・・・。

 6ミリぐらいのベニヤ板で作りたかったのですが無かったので12ミリのコンパネベニヤです。寸法なんかいい加減です。大体こんなかたちになっていればOKです。

  
 左が下がった状態、右が上限まで上がった状態です。つまり平行四辺形です。円弧運動ですのでノコ刃は下がるとき前進します。これが売りです。


工作ベース300にセットした状態ですが、勿論万力に挟んでもOKですし、アングルとクランプで固定してもOKです。


実際に切っているところ。
 とても良い切れ味ですがちょっと足りません、持ち上がり(浮き上がり)防止装置がありません、使い方次第なんですがその辺のところは創意工夫と言うことで。



「持ち上がり(浮き上がり)防止装置」
2006.10.13

  
とりあえずベニヤ板はOKでした。

  
 金ノコ刃に取り替えて1ミリのアルミ板や2ミリのアクリル板を切ってみました。押さえがフワフワしてとても使い物になりません(10ミリぐらいだったらOK)そういえばこの手の構造は糸鋸盤とかでは鋳物を使ってガッチリした物になっています。


 市販の装置と同じでは面白くありませんし色々考えました。そして馬鹿馬鹿しくも市販の装置に劣らないどころかそれ以上の仕掛けを思いつきました。実に簡単で馬鹿馬鹿しく効果抜群です。多分こんな構造はあまり見たこと無いと思います・・・と、思わせぶりな事を書いといて【つづく】です。



「鳥居型浮き上がり防止機構」
手動ジグソー盤

(機構なんて物じゃないけど)  2006.10.15

  
取り付け方向を90度変えるためにアングルを取り付けました。


 工作ベース300の真ん中辺に固定します(取り付け用のネジ穴があります。)工作ベース300がなくても適当なアングル等を使ってクランプ等で固定すればOKです。

 工作ベース300の左右から適当に支柱を出します(工作ベース300が無い場合は適当に固定します)この長さ等は加工する板の大きさで適当に決めます。今回は適当です。白の矢印は鳥居の横桁を固定するときの台です(適当に浮かせるため)

 横桁にスリットの入った L金具をクランププライヤーで止めています。チャンとビス止めしようかと思ったのですがそんなにしょっちゅう使う装置でもないのでこれで十分でしょう。


試験切断。
 いやぁ調子良いです。浮き上がりが完璧に押さえられますのでとても快適に切断出来ます。市販の「電動糸鋸盤」なんかよりしっかり浮き上がりを押さえますので(2点支持なので当たり前)作ってみてビックリです(この感覚はこの手の作業をしたことが無いと理解出来ないかも)。