林メカトロ工作研究室
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工作ベース300、使い方の追加

【コーナーとか小さいところの切断アタッチメント】
 薄い板の板金工作で、ハサミだと2方向からの切り込みエンドでちょっと盛り上がったりします。電動糸鋸やバンドソーだと薄い板は切り口が汚くなります。そこで事務用品の「押し切り」のような原理で簡単に扱える「小口切断アタッチメント」をつくってみます。工作ベース300のエッジの鋭いところとスチールスケールのエッジの鋭いところ、及びスチールスケールのなぜかあいている穴を利用します(1ミリの幅で切り取ります)




【工作ベース300・簡易切断アタッチメント】
2006.6.16

 工作ベース300の二十数個目の使い方です。名前付けるのも面倒くさいので適当です。今回「30センチのスチールスケール」を使います。矢印の位置に8ミリの穴があいています。8ミリのボルトナットで適当に止めます。締め付けません。

 
 ベビーサンダーに切断砥石を取り付けてスケールの真ん中辺(一応設計通り)に切り込みを入れます。全く私は相変わらず罰当たりな真似をしています。私ぐらい工具・道具を大事にしない奴はあんまりいないでしょう、しかし ま、使えなくなる訳じゃないので。


こういう切り込みを入れます。


全部品、あまりにも簡単なので説明の必要も無いでしょう。

    
 左がリンク構造の説明用に仮組したところです。右が工作ベース300に取り付けたところです。中央光っているのが厚さ1ミリ+アルファーのスペーサーです。沈めます。動作は簡単、下のレバーを押し下げればスチールスケールも下がり、切り込みを入れた部分が工作ベース300のエッジに入っていき、スケールの厚み分挟んだ物が切断される・・・というあんばいです。スケールはスペーサーとスペーサーの間に軽く挟まっており、左右にはあまり動きません(上下はスルスルです)。

 ちょっと部品をたせば(エッジ部分)万力でも作れます。

 
押し下げ前と押し下げ後です。これは1ミリのアルミ板ですが、「サクッ」です。

 使い道ですが、2個所からハサミを入れると交点部分が盛り上がったりします。又電動糸鋸やバンドソーなんかを引っ張り出すほどの事がない切断に便利かナーと思い作ってみました。切断面は非常にきれいです。

 この手の工具って使う時間が非常に短いです。簡単に組み立て出来て簡単に分解出来、小さく収納出来ればいうこと無しです。スチールスケールも「傷物」にしてしまいましたが、本来の使い方も出来るので「パワーアップ」したと思えば まあ。