林メカトロ工作研究室
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サークルカッター 製作
2006.5.10より
 
3*19平鉄でこんなの作ります。

 
カッターナイフの刃ホルダーを作ります。右は刃を仮止めしています。

 
ちょっとスライドバーにはめてみました。右の写真はガタ止めを付けたところです。
これは旋盤等のカンナ台ガタ止めと同じ方式です(精度は滅茶苦茶劣る)。


スライドバーと、中心軸受けです。


これで可動部分は大体出来上がりです。
 サークルカッターの作り方は前にもやっています(簡易型ですけど)今回 「210000ヒット」プレゼントに付き本格的な奴を作ります。溶接を使っています。ホームセンター等で材料を吟味すれば電気ドリルとサンダーだけで作れると思います。簡易型にいたってはノコギリと金槌だけで作れますので挑戦してみませんか?。

 ここまでで一時間三十分かかりました。遊んでばかりもいられないので一日の作業量としてはこんな物でしょう、性能ですが、新しい考え方を入れたので最小直径 14ミリ、最大直径 220ミリになりました。最大はスライドバーをのばせば1メートルでもOKになります。私はロボットに使うので 100ミリもあれば十分です。

 このサークルカッターはロボット工作よりもほかの工作に適しています。とにかく「真円」を切り出す事が簡単に出来ると色々工作意欲が刺激されます。明日時間があれば完成します。実は使い方も色々あります。

サークルカッター 後半(完成、ちょっと失敗)
2006.5.11



コンパスの片一方のピンです。直径2ミリです。

 
作業台です。左が裏で右が表です。無くても良いんですが、
小さい円の場合重宝します(机にキズも付かないし)。

 可動部分の全部品です。だんだん力が入っちゃってこんなになりました。下の長い板は予定に無かったのですが、でかい円にも対応出来るように作っちゃいました。これで切り抜くと最大 600ミリの円まで切り抜けます。「花笠」も出来ちゃいます。

 右上の四角いのは中心軸がバカにならないように(でかい円の場合)補強する治具です。

完成です(ショートタイプ)。

  
 左は工作用紙を切り抜いたところ、中は段ボールを切っています。右は段ボールを切り終わったところです。切り口は非常にシャープです。
 ところで失敗。

 中心軸の穴径を間違えてあけてしまいました。2ミリと3ミリなんですが、2ミリは小さい円用でした、実はこの穴の位置とカッター刃の関係は重要で、自動車の「トーイン キャンバー キャスター」のような関係があります。刃の位置や傾き等によって「切れ味・仕上がり」に影響します。ヘタすると切れ始めと切り終わりがずれてしまいます。小さな円の場合、これらが顕著に出ます。特に薄いベニヤなどを切るときに木材の目も影響してきれいな円に抜けない場合もあります。まあ直径 40ミリ以上ならあんまり気になりませんが。

 こういう失敗をすると、とたんにやる気が失せてしまいます。穴あけるとき何度も確認したのが失敗でした、確認している内に勘違いしてしまうのでしょうね、とにかく今日はヤメだ。



こーいうワッカを作りたかったのです。
2006.5.12

 ベニヤ板(厚さ 2.2ミリ、多分ベニヤでは一番薄い物?)で、外径 80ミリ・内径 70ミリのドーナツのようなワッカを作りました。こういうのを簡単に作りたかったのです(作業時間 30分)。
 
内側を切り終わったところ。

 左が最初の抜きカス、(これも使い道あるかも)中が内側の残り、右が今回目的のワッカです。これを外壁の型に使かおうかナーなんて思っています。これは全部同じ寸法ですが、他の径との組み合わせで変化のある外壁が出来ると思います。

 このサークルカッターを使ってロボットだけじゃなく色々な分野の工作が出来ると思いますが、私は時間がないのでパスです。


サークルカッター昨日の失敗した部品作り直し
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今度は成功。
 気になって仕方がないので朝一で作り直ししました。いつも思うんですが前に一度作ったことがあると次からはえらく早く出来ます。前は 30分ぐらいかかったのにこれは 5分で出来ました。おまけになにげに機能UPしてるし、二個所の異径穴が「天空の城ラピュタ」のロボット?の顔みたいです(なんとなく嬉しい・・・機械バカ)。

 薄いベニヤで最小径の物を切り出してみると「直径 15ミリ」でした、半径 7.5ミリですね、こんなのなんの役にたつか分かりませんが性能を知ることは大事です。これで直径 15ミリから 240ミリ(ショートバーを使った場合)までの任意の円が切り出せる事になりました。


ちょっと文章が上下しております。<(_ _)>