林メカトロ工作支援室
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Q+【工作ベース300電動丸鋸モード】![]() これは硬質プラスチック用の丸鋸です。木材用・金工用に交換可能です。 ![]() ![]() |
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アルミ板・トタン板・鉄板・厚手のアルミ・厚手の鉄・樹脂系・木材系その他ありとあらゆる物を自由に切りたい・・・という欲望はホビーの工作者にとって当然の欲求です。ところで普通はそれぞれ別々の工作機械が必要ですが、作業能率が悪くてもなんとか出来ればいいや、といった事であれば全ては無理ですが、ある程度は可能です。 写真左の4枚の砥石、左から「厚さ 1.2ミリ」の切断砥石、(白矢印)「厚さ 2.2ミリ」の切断砥石、(赤矢印)ディスクサンダーを買うと最初に付いてくる「砥石」、(黒矢印)それから参考出品の「中型砥石」です。左の3枚は中心穴15ミリですので、多羽根ディスクと軸は共有出来ます。 |
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左から「硬質プラスチック用」「薄手金属用」「チップソー」(軟鉄用)「チップソー」(厚物用)です。これらは中心穴は20ミリです。ですから本来はサンダーに付けて使用してはなりません。 |
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![]() 左が木材用(特にベニヤ)で、右は不燃建材用です。穴径は20ミリです。 ![]() ![]() |
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参考出品です。左の写真2枚とも「カップワイヤー」と言いましてピアノ線みたいなのが中心から生えてます。中心穴はネジが切ってあってサンダーに直接ねじ込みます。こいつは非常に危険な奴で私など必ずケガをします。右の写真は「不織布」で出来てます。これは錆落とし、特に「黒皮落とし」に抜群の性能です。錆びは落ちますが本体は(削られる板の方)ほとんど削られませんので重宝します。(普通は錆落としすると板厚が薄くなる) この他まだまだありますが、とりあえずターゲットを「鉄・アルミ・アクリル(プラスチック)・木材」の切断に特化し、板状・丸棒状・パイプ状の物が切れるような装置にします。(つまり20ミリの軸を作ります。それと送り台) |
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結局この5枚をレギュラーにしようと思います。上段左の多羽根ディスクは「グラインダーモード」で終わりました。隣の薄い切断砥石は前に作った15ミリの軸で使えますが、切削中「支え台」が無いと危険なので、電動丸鋸モードにくわえます。 |
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ところでここで具合の悪いことが発覚、何も考えずに軸受けとか作ってきたので「アゴ下」が足りません、グラインダーモードの時は直径100ミリだったので問題無かった(アゴ下55ミリ)のですが、プラスチック用の丸鋸は直径113ミリ、これはマズイ、
1.5ミリぶつかってしまいます。 |
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しょうがないので6ミリのゲタを軸受けの下にはかせることにしました。この辺のところは今回の実験が終わったらアルミで作り直しするので、その時対処する事にします。(行き当たりばったり工作なので) |
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中心穴を20ミリに削ります。なんだか慣れちゃって快適快適、ピッタリバッチリです。ところでここでウンチク、回転体を止めるのに木材を使うというある意味馬鹿な事をやっていますが、良いこともあります。10ミリの鉄丸棒にチャック心棒の穴をあけました。旋盤を使っていないのでどんなに慎重に作業しても狂いは出ます。それに元々電池ドリルのアタッチメントであるドリルチャックは、その性質上着脱の為ガタがあります。それから「出来が良い」とは思えないので(勿論メーカー品は良いけど値段が高い)精密さを求めるのは始めから無理がありますが、この方法ですと、「くわえたチャックから心棒を離さないかぎりバッチリ芯が出てる」と言うことです。(つまり、離したら又少し削れば良い、減るけど) |
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![]() 回してみましたが、全くブレがありません。 ![]() |
こんな具合な組み立てになります。右側の軸受けは本来必要ないのですが、この後の「天盤」というか加工材料を支持する部分の固定用に支持架として使用します。 |
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とにかく「行き当たりバッタリ工作」なのでまだ案が浮かんでいません、回転体で切断作業するには2つのモードがあります。普通の電動丸鋸作業のように切断点が芯より上にずれているのと(芯からずれるほど切断面がきれいになりますが、作業も危なくなります)芯よりちょっと下にして(切断作業は安全になりますが、当然フランジ等にぶつかるので切断長さはかぎられる)切断するモードです。これは現在やっている直径100ミリ程度の物だとせいぜい35ミリほどしか切断出来ませんが私は多用しています。 |
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シャフトの軸方向の固定について。 回転系の工作をやってます。普通ですとこのような主軸はベアリングにしっかり固定するのが常識ですが、多用途に対応するためそれが出来ません、このピローブロックの場合ホーローセットの先端をヤスリで丸めているためどんなにきつく締めても振動で動いてしまいます。(ホーローセットが3ミリの為)「カラー」を何個か使えば良いのですが、まだ旋盤モードをやっていないため作れません、そこで写真のように幅広輪ゴムを巻き付けてみました。いやーこれは調子よい。 |
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平鉄(白矢印)をピローブロックを止めている台にボルト締めし、手前の方に
3*30*30アングルを取り付けます。このアングルは「旋盤モード」の時の「バイト台もどき」にもなります。アルミでやりたいのですが、寸法がさっぱりわからないので(最近先読みが出来ない)鉄で続けます。 |
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![]() 平鉄をL型に曲げ、スリットを入れてアングルに固定します。 ![]() ![]() |
ちょっと切断実験、5ミリのアクリル板を切ってみました。スリット台は軸の中心になっていますので距離は40ミリほどしか切れませんが、ほとんど垂直切断なので安心して切断作業が出来ます。まるでチーズを切るようでした。 |
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![]() ここまでの部品です。 ![]() ![]() |
次に「ボス」に当たらないようにしたスリット台です。高さは4段階にしてみました。薄い板の場合は左側のようにします。この状態で切るときれいな切断面になります。 |
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闇雲にアクリル板を長手切断するともったいないのでこれは段ボールです。このように使う・・・という参考までに撮りました。 |
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今回の主役はこの2個のスリット入り折り曲げ平鉄です。丸鋸切断作業の時、広い天盤が有効なのは天盤にガイドを付けて「定量切断」をするときだけです。目視で切るときはこのような幅の狭い台の方が摩擦も少なく軽快に作業が出来ます。(少なくとも私はね) 今回、一番直径が大きな硬質プラスチック用丸鋸刃で作業を進めてきましたが、ほかの丸鋸刃もおんなじで部品も共用出来ますので割愛します。 |
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![]() 今回の全部品です。 |
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